ずい分前に書いたんですが、台湾に手元のCDを寄付するという話。動き始めました。権利関係とかややこしい問題が出てきて、ダメかなと思う事もあったんですが、今日、第一便が運び出されました。
ほんの一割にも満たない数ですけどね。見本、みたいな感じでしょうか。送ってくれることになった日本郵政の方も本当に届くのか一度やってみましょう、ということがあってそういう形になりました。
一応、文書合意は出来てるんですが、まだどこか半信半疑みたいな気持ちもあるので、先方の名前はもうちょっと待ってくださいね。協力して頂いている団体もありますし。とりあえず今日送ったものが届いて、先方が関税当局に免税の申請をして、という段取りなんです。
日本と台湾、国交がありませんからね。面倒なことが色々あります。半年くらいかけて送れればいいかなと思ってるんですが。うまく行けば、前例のない文化交流になるんじゃないでしょうか。ある大学です。
前にも書きましたけど、台湾は1949年から87年まで戒厳令が敷かれていて、外国の文化が入ってない。鎖国状態でした。それが解禁になって88年以降はテレビドラマと一緒にJ-POPがどっと入って行って、今につながってます。
ですから、チャゲアスやサザン、小田さん、安室奈美恵、小室哲哉あたりからは誰でも知ってるのに、拓郎・陽水・ユーミンとかは全く知られてない。つまり、僕らが好きだった時代の音楽は白紙状態なんです。
しかも、ネットの普及率が高くて配信が広まる度合いが早かったためにCDという文化が抜け落ちている。日本はそうじゃありませんからね。世界で一番CDが市民権を持っている国です。これが日本の文化です、という気持ちもあるわけです。
この間のニュースで台湾の今の政権が揺らいでいるという話がありました。中国の国際的な締め付けが効いている。どうなるのかなあ、と思ってます。少なくとも台湾は自由の国ですし、そこだけは失わないで欲しいんですが。
でもねえ、大国が力づくでその国の人たちの意向を無視して従わせようというのはいつまで続くんでしょうね、と話が逸れました。というわけで、明日はBEGINのインタビュー。NACK5「J-POP TALKIN’」。アルバム「Potluck Songs」が出ました。
BEGINも台湾には色々コンタクトを持ってます。彼らのブラジル・ハワイ・沖縄という「海の道」は台湾へも続いてます。BEGINの新曲「君の歌はワルツ」を。じゃ、おやすみなさい。