何の話だ(笑)。特に何の意味もないです。電車の中で拓郎さんの番組を聞いていたら、その話をしてました。彼のライブを支える武部聡志さんと鳥山雄二さんのご夫婦と食事をした時に、彼らがスマホで写真を撮っていた、ということが発端でした。
最近は、どんな時でもスマホになってしまう。コンサート会場でもどこでもスマホ頼み。そんなにスマホで済ませてしまっていいのか、俺はやっぱりデジカメ。何かあったりきちんと写真を撮る時にはスマホにはならない、と話をしてました。
で、聞いていて、そうなんですよ、と思った次第です。僕もそうなんです。土曜日に姉弟家族が集まって食事会をした時もスマホではなくデジカメで写真を撮りましたからね。何ででしょうね。ちゃんと写真を撮る、という気分になりたいのかな。
古い、年、と言ってしまえばそれまでですけど。でも、そういうことだけでもない気がするんですよ。専門性の尊重、というと大げさですけど、やっぱり、そのためだけに作られたものにはそれなりの優越性がある、と思いたいんでしょう。
昔の写真小僧の名残もあるのかな。僕も中学の時に写真部だったことがありますし、幼心、というほど小さい頃ではないですけど思春期にカメラに対して感じていたロマンみたいなものもあるのかもしれません。
スマホ一台で何でも出来てしまう、それでOKみたいな風潮に対して同化したくない、というような気分もありますね。そんなに簡単なもんじゃないんじゃないの、みたいなね。お手軽なものにはその程度の重みしかない、というか。
大げさに言ってしまうと、社会全体がそうなってるんでしょうし。音楽もCDを買うよりネットで無料で聞ける。本もそう。情報には値段がないとしか思ってない。これは、自分にも返ってきますね。
口幅ったいですけど、僕らの仕事も一応は専門性の分野に入るつもりではいますからね。文章なんてスマホが書いてくれるよ、みたいになったら一大事ですよ。というようなことを書いてると、段々、自分が絶滅危惧種みたいな気分になってきますけど(笑)。
ま、いいか。そんなに大げさなことじゃないか。単にじじいのたわごとか。でも、ラジオを聞いていて思わず、そうそう、と言ってしまいました。それにしてもあの番組、ますます快調、油が乗ってきてますね。
ということで、明日も収録。FM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」の「小坂忠とティンパン・アレイ」の最終週。小坂さんの二回目の登場。ソウルシンガー、ゴスペルシンガーの真骨頂が聞けると思います。
曲ですね。森山直太朗さん、「時代は変わる」。森山良子さんもコーラスで参加してます。今、12チャンネルのニュース番組のテーマで流れてました(笑)。良子さんはスマホ派かデジカメ派か、どっちなんでしょうか(笑)。じゃ、おやすみなさい。