英名、クラウド・ルーさん。台湾で一番人気のあるシンガーソングライター。夏前にここにも書きましたけど、もうお忘れでしょうね(笑)。1985年生まれの33歳。東京での三回目のワンマンライブ。赤坂ブリッツ、完売でした。
以前、一青窈さんの15周年ライブにゲストで出た時に、素敵な声の持ち主だなあと思ったんですが、ワンマンを見るのは初めて。この秋にアメリカツアーを13本かな。成功させての日本公演。ワールドツアーの一環ということになりますね。
彼は台湾なんで中国人とは違いますけど、中華圏、中国語圏という意味では同じ土俵ということになります。それもあって世界ツアーなんでしょうね。中国語人口は本当に多いです。シンガーソングライターというスタイルは多くないんで引く手あまたなんでしょう。
シンプルなステージでしたよ。演出過剰なくらいに照明とかセット凝ったりする日本のライブと比べると質素。その分、身体一つで歌ってきたという印象でした。ドラム、ベース、キーボード、サックスという小編成。基本は彼のギターでした。
最新アルバムは「What a folk!!!」。何てフォークなんだというニュアンスのタイトル。ギター中心なんだけど、どこかジャジーで洗練されている。でも、素朴で暖かい。マイナーな感じがしません。ロックンロールもありました。
言葉は分からないんですけど、ハートが伝わってくる。人柄がにじみ出るようなコンサート。派手じゃないけど、自然。歌と曲がマッチしている。シンガーソングライターだなあという感じ。ほのぼのとしてました。
台湾の若い人にとっては、僕らが70年代にジェームス・テーラーを聞いた時のような共感なんだろうなと思いましたよ。台湾のジェームス・テーラーと勝手に名付けてしまいました(笑)。いい感じでした。
そう、台湾にCDを寄付する話、動いてますって、覚えてませんね(笑)。色々な手続きや法的な問題もクリアしそうです。来年、台湾の話が増えるかも知れません。ミスチルも今のツアーの最後が台湾でしたね。
ASKAさんもアジアツアー、ありそうですしね。今日、「ニュース9」で放送したんですね。今、テレビ番組表を見ました。やるじゃん、NHK。紅白に出して欲しいですよ。終わったことを蒸し返すのではなくて前に進む。
そうやって前に進もうとする人を見守るメデイアであって欲しいです。終わったことにしないでちゃんと検証して欲しいことはたくさんありますけど、そういう次元じゃないです。ということじゃなくて、台湾の話だ。
中国の圧力、横暴、理不尽。頑張れ台湾、なんですよ。自由の島、台湾。音楽はその象徴です。クラウド・ルーのヒット曲「100種の生活」。”自由に生きてくことなんて100通りあるさ”という意味なんだろうと、これは推測(笑)。じゃ、おやすみなさい。