発売されたのが10月3日。もうかなり経ちましたね。FM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」のミスチル特集も今日収録した分でおしまい。5週目でした。一週目の放送は発売前だったんで、アルバムの曲が流せない。25年を辿ってみました。
二週目以降はデビュー前から取材をしている女性、ラジオパーソナリテイの中村貴子さん、ライターの松浦靖恵さん、ライター、編集者、COCOLOで「おとといラジオ」という番組のDJ、森田恭子さんという3人に話を聞きました。
本人たちが稼働しない中でどんな特集が組めるか。レコード会社の担当者と話していて、デビュー前から取材している彼女たちが、どんな感想を持っているか聞きたい、ということで、その顔ぶれになりました。
今月は5週ですからね。いつもより多い。最後をどうするか。人の話ばっかり聞いてないで、自分の感想を話すべきなんじゃないの、ということもあって、ひとりでやりました。アルバム全曲に対しての感想編でした。
今更、こんなことを書くのもなんですが、いいアルバムなんですよ。ロックアルバム。と書くと、今まではロックじゃなかったのか、と言われそうですけど、日本で言うロックバンドというイメージとはちょっと違うと思ってました。
例えば、長髪でジーンズのハードロックとか、革ジャン、リーゼントや髪の毛を立てて化粧しいるとか、攻撃的で挑発的、ビジュアル系でもビート系でもない。そういう通俗的なロックバンドの枠には入っていなかった。
彼らを語る時も、曲の良さがまず先行してました。バンドがかっこいい、ロックだよねえ、という語り方は少なくともデビュー当時はなかったでしょう。2000年代までそうだった、と言えそうです。
今回のアルバムは、そういう枠には入らないけど、どっから見てもロックバンド。ドラムの重心が低くってベースが力強く揺れながら引っ張って行く。その上でギターが印象的なフレーズを刻んでゆく。そして、何よりもヴォーカルが叫んでいる。
叫ぶMr.Childrenです。こんなに清々しいほどに高らかに突き抜けて叫んでいるアルバムは初めてでしょう。去年25周年を迎えて行ったドーム・スタジアムツアーの成果。ライブバンドとしての揺るぎない自信に満ちている。
それでいて大人。成熟感がある。子供じみたロック讃歌とは違う地に足の着いた批評性もある。大人になって行く中で誰もが経験する人と人の気持ちのすれ違いとか、独りで生きて行かないといけない切なさも歌われている。でも、ロックなんです。
そういう大人だからこその解放的なロック。Mr.Childrenというバンド名そのもののようなアルバム。ロックバンドにとっての重力と呼吸。音の重さや引き合う力と息遣い。簡潔なタイトルだなと思いました。
というようなことを個々の曲について話してきました。全曲感想編。話したいことはたくさんある、そんなアルバム。そう思わせてくれるのはいいアルバムだという証拠でしょう。最近、ミスチル聞いてないなという方にこそ、是非。
ツアーが始まってます。ライブで聴いてみたい。ライブから生まれてライブに還る。そんなアルバムです。というわけで、今月はミスチル特集でした。明日はNACK5「J-POP TALKIN’」のGLAYのインタビューです。
曲ですね。アルバム「重力と呼吸」の最後の曲「皮膚呼吸」。どっかにも書きましたけど「終わりなき旅」の2018年版のようでした。じゃ、おやすみなさい。