昨日でした。達郎さんのコンサートは長いですからね。開演が6時でも終わると9時半。終わってメールをしようと思ったら、ネットワークが繋がりませんとか出てしまって送れない。どこか開いている関連ショップでもないかと探したりしていて遅くなってしまいました。
結局、もう閉まっているソフマックから出て来た店員さんを捕まえてどうすればいいんですか、と。いきなり血相が変わったじじいに問い詰められてびっくりしたでしょうね。再起動してみてください、ということで終わりました。
という話じゃないんだ(笑)。つまり、帰りが遅くなってしまって昨日中に書く余裕がなかった、と言いたいだけですね。で、今日書こうとしているわけです、ってそんなに勿体ぶったことか(笑)。単なる感想ですからね。
でも、素晴らしかったです。いつもながら、と言いますか、変わらずと言いますか。不変、揺るぎない山下達郎。6月から行っているツアーの43本目と言ってましたね。全49本、後6本。カウントダウンが始まった、そして終わってしまう感慨も加わっている時期。ほんとにいいライブでした。
今日は素晴らしかった、じゃないんですよ。いつものように素晴らしかった。毎回、変わらず素晴らしい。いつどんな条件であっても同じように素晴らしいと思わせる。それがどのくらいすごいことか。ツアーが長ければ長いほど大変になってくるわけです。
声、出てましたからね。演奏も確か。余計な装飾や過剰な自己顕示ももない職人芸。そして、音ですよ。すごいなあ。PAで増幅しているという感じがしない。これが楽器の音ですという生音のようなタイトな音ですよ。
大宮ソニックという会場がそういうホールなんですよね。キャパは2500人。中野サンプラザよりも多い。でも、音はライブハウスみたいに近く聞こえる。独特のライブ感があるんです。これは他のアーテイストも「ここは違う」と言いますね。
アーテイストではなくミュージシャン。達郎さんは「アーテイスト」という言い方が大嫌いと言ってますからね。ミュージシャンが喜ぶ会場なんでしょう。ということは見ている方も盛り上がる。「大宮ノリ」というのがあるんです。
大宮で達郎さんを見るのは4回目かな。「大宮で見せて頂けますか」とお願いするんです。2011年に初めて大宮で見て、こんなに盛り上がるのか、と感動したのが最初ですね。ライブの初期衝動があった。
大宮は新幹線がたくさん走ってますからね。北海道・東北・上越・北陸。分岐する路線を入れれば山形・秋田というのもある。つまり、東日本全域、信越から東北まで全ての県のお客さんが集まってくる。熱いんです。
そういう意味で言うと昨日はちょっとおとなしかった感じもしましたけどね。達郎さんが自分で言ってました。「今日はファンクラブが多いからいつもの大宮とはちょっと違うかな」って。
もちろん、ファンクラブ乗りというのもありますから、それはそれで熱いわけですが、いつもの大宮の「意外性満載」みたいなぶっちゃけ感はなかったですね。とうことに加えて、って話が繋がるかな。
今回のツアーの選曲が素晴らしかった。まだ6本残ってますから、これ以上は書きませんけど。シュガーベイブを初めて見たのが75年ですからね。感慨深くもありました。お客さんもそうでしょうけど、一緒にここまで来たという感じはありました。
大宮が良いのは関係者が少ないこともありますね。聖地・サンプラは業界の人も多いですし、どこか神聖化されてる感じもします。そういう気遣いがない。演奏が良ければ、歌が素晴らしければ拍手もするし、話が楽しければ、声を出して笑えます。つまり、コンサートが楽しいんです。良い夜でした。
明日はFM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」のMr.Children特集の最終週。アルバム「重力と呼吸」特集の最後。僕一人でやろうと思ってます。ということで、曲です。そう、「蒼茫」かこちらか、ですよね。去年の新曲「REBORN」。続編のような曲。じゃ、おやすみなさい。