予定報告(笑)。明日、地元、横浜アリーナで20周年ライブ。実を言うとワンマンライブは何と初めて。インタビューは横山剣さんだけですけど3回やってるのかな。ライブは行こう行こうと思いつつ、すれ違いというか、行けないままになってました。
と言ってもクレージーケンバンドをきちんと認識したのはそんなに前じゃなかったんで、色んなことを言う資格はないでしょうけど。そんなに前じゃないというより最近。2015年のアルバム「もうすっかりあれなんだよね」の時でしたから。
先入観というか、無知というか、「いいね!」を連発するるちょい悪親父というイメージにとらわれ過ぎてたんですね。でも、実はそうではなかった。横山剣さんは小学生の時から頭の中でメロデイーが溢れているという根っからのソングライターだった。
当時は作曲小僧、という感じでしょうね。小学生の時に横浜の路上でレコードを売っているテキ屋のおじさんと一緒になってタンカ売をやっていた。色んなエピソードがあります。タンカ売というのは、フーテンの寅さんみたいな口上を言いながら路上で物を売る人ですよ。
音楽のルーツが普通じゃない。ソウルやファンク、ポップスや歌謡曲。子供の頃に聞いていた雑多な音楽が全部まじりあっている。おまけに横浜ですからね。昔の横浜。米軍基地に中華街。大人の不良がいた街。その正統派でもあります。
そこだけクローズアップされていた感もありますけどね。でも、70年代のはっぴいえんどの系譜を受け継いでいる人でもあります。彼の中の無国籍オリエンタリズムは細野晴臣さんの「トロピカル・ダンデイ」や「泰安洋行」の流れです。
70年代の半ばからクールスのスタッフとして関わっていたのも作曲家として道を探していたとか、クールスのプロデユースをした達郎さんの仕事を至近距離で見ていたとか、色んなエピソードがありました。
というようなことはインタビューして初めて知ったという遅れてきた聞き手です。どんなライブになるのだろうと思ってます。色んな事が重なってライブ、行けなくなってましたからね。今日も河口湖のオーガスタキャンプ断念でした。
無理が効かない。一つのことしかできない。一つのことすらできない、か(笑)。明日も隙間を縫うような感じです。色んな事があるんですよ、って言っても始まらないね(笑)。
ということで、クレージーケンバンド、20周年記念アルバム「GOINNG TO A GOーGO」から同名のタイトル曲を。じゃ、おやすみなさい。