何を書こうとしてるんでしょうか。自分でもよくわかってません。分かってないなら書くなという声もあるんでしょうけど、分かってなくても書くのが備忘録。個人的、私的。どこかの雑誌に書くとかではありません。
今年は平成最後の年。でも、その割に平成を振り返ったりという企画が見当たらない気がするんですよ。安室さんの引退というのも、そういう視点で語れるのに彼女個人がテーマになっているものが多いんじゃないでしょうか。
何でかなあ、と電車の中で漠然と思ったり。雨の東京をぼんやりと眺めながら、という感じですね。平成の音楽を総括するとか、平成のシーンを作った人たちを辿るとか。僕が見ないだけなんでしょうか。
なかなか語りにくいのかなあと思ったりね。音楽で言っても88年からの30年ですからね。バンドブームから始まっている。その後に渋谷系が登場したりビジュアル系が登場したり、ジュリアナがブームになったり。
バブルの頂点に向かうところから始まった。アナログからCDになった。カラオケブームもありました。火をつけたのが小室系、TKですよ。CDが一番売れた時代もありました。そこから坂道を転がり落ちるようにCDが売れなくなった。
アナログがCDになって配信になる。30年間にそれだけの変化があった。そして、この先がどうなるかは見えない。あまりに激変してしまってまとめようがない、ということなのかな、とかね。
ぼんやりと外を見ながら、雨に煙る東京を見ながらですから、何の根拠もないんです。でも、気分はそんな感じかな。で、ふっと思ったのが大正時代だったんですよ。ひょっとして似てないかなあとかね。
長かった明治時代が終わってその後。大正モダンとかモボ・モガとか、文化的な開花期にもなった。浅草オペラとか、映画が無声映画からトーキーに変わったとか、メデイアの変化とエンターテインメントが一体になって変わって行ったとか。
大正モダンは平成初期のバブルみたいなものかなとかね。憲政という権利意識が高まっていたのが大正だったというのもあります。平成には政権交代もありましたし、議会制民主主義が機能した時代として残るのかもしれないなあとか。
そして、関東大震災ですよ。大正12年9月1日。言うまでもなく平成には東日本大震災もありました。その後の色んな転機になった出来事があったのが大正時代でしょう。大正ロマンという言葉もあります。自由で開放的。でも、もろかった。
大正が終わって昭和が始まると戦争の足音が忍び寄って来る。そこから先はもう歴史が証明してますね。平成が終わって、どんな時代が来るのか。いやーな予感がしてるのは僕だけじゃないような気もするのですが。
電車の中のニュースを見ながら、ボーっと窓の外を見ながら、そんなことを考えておりました。ということで、肌寒いお天気でした。半袖アロハでは風邪ひきそうでした。平成最後のアロハもそろそろです。
ということで、何を書こうとしたんでしょうか(笑)。曲ですね。RCサクセションで「空がまた暗くなる」を。じゃ、おやすみなさい。