北海道、胸が痛みますね。まだ詳しい被害が分からない。不明者も少なくない。遺体も見つからない。関係者の焦りみたいなものも伝わってきます。自然災害、自然が豊かで手付かずな地域が被害を被っているように見えるのが更につらい。
北海道はでっかいどう、ですからね。その分、インフラの整備が行きわたってなかった。それが牧歌的な景色やおおらかな人情みたいな魅力になっていたわけですけど、それがあだになっているようにも見えます。
今、日本中がそういう逆境に差し掛かっている気がするんですよ。風光明媚というのは危険と背中合わせということになりつつある。平成最後の年は、思ってもない終わり方になってるように感じるのは僕だけでしょうか。
観光大国、観光立国になってゆくには、そことどう向き合うかを考えないといけないんじゃないでしょうか、って僕が言っても何の力にもなりません。でも、地震や水害、おまけに原発、日本は危険、みたいに思われるのは避けたいですよね。
北海道、その目玉地域でしょう。僕らも国内で最も大掛かりな旅行というのは北海道旅行でした。10代の時、リュックを背負って出かけたという人も多いんではないでしょうか。僕は大学二年の夏休み。高校の時の友人と二人で行きましたよ。
二人で行ったんですけど、途中、バラバラになって駅で落ち合った。遠軽の駅だったかな。宿泊代を浮かすために夜行の中で夜明かししたとかね。宿泊はユースホステルでした。
懐かしい!ユースホステル。ほとんど忘れてました。男女別。段ベッド。知床のユースホステルで出た毛ガニはこんなにおいしいものがあるんだ、と思いました。あれが人生初毛ガニでした。
そう、カニ族と言われたんだ。でっかいリュックを背負っている姿がカニみたいだからですね。周遊券というのを買ってぐるぐる回りました。知床から利尻礼文まで行ったかな。その時一緒に行った友人は、旅の途中で出会った女子大生と結婚しました、山田君です、は余計か(笑)。
というような思い出もある。日本中で一番愛されている地域でもでしょうね。カミさんと一周したこともあるし。GLAYの野外ライブとか、感動的な体験をたくさんさせてもらいました。何とか早い復興を願うばかりです。
というわけで、曲ですね。2001年、GLAYが初の10万人ライブをやった時にTERUさんが空を指さして「見てくれ、これが北海道の空だ!」と叫んだ言葉が印象的でした。「HOWEVER」を。9月の青空が悲しみに溢れませんように。じゃ、おやすみなさい。明日はMrs.Greenappleの幕張メッセです。