何と、16年ぶりの武道館でした。いつ以来だっけなあと思いつつ、調べずに行ってしまったんですが、KREVAが自分で言ってました。16年も経つのかあという感じでした。2002年ということですね。
でも、そういうブランクは感じなかったというのがそれぞれのソロ活動の成果なんでしょうね。無駄な時間は過ごしてなかった。印象としては、前よりも説得力が出たように思ったくらいです。若さとか流行りという感じじゃない落ち着きかな。
落ち着きは変か。そんなに収まりかえった感じでもなかったですからね。でも、それぞれのスキルアップは明らかでした。それが説得力になってる。特に、時代とか人生とかをテーマにした曲は、彼らにとっても今の方がリアルだろうなと思いました。
前は割と見ていたんですよ。武道館だけじゃなくて渋公も見ましたね。好きでしたよ。ヒップホップという目では見てなかったのかな。ヒップホップに目を向けさせてくれたと言った方が良いかもしれません。
他のヒップホップの人たちと違っていたんですよね。当時のそういうグループとかラッパーの人たちと違って、トラックがかっこよかった。ユーロビートみたいに無機質なビートの繰り返しでもないし攻撃一辺倒に早いだけでもない。
リズムが気持ちよかった。”歩くテンポ”のラップというのを初めて聞いた気がしたんですよ。リズムが揺れてた。そしてメロデイアスだった。そこにLITLE、MCU、KREVAのそれぞれテイストの違うラップが載った。3人の声の切れの良さも好きだったのかな。
最初にインパクトを感じたのが「イツナロウバ」ですね。その後に達郎さんの「クリスマス・イブRap」が出たのかな。ヒップホップとJ-POPの垣根を壊した人たちでしょう。ソロになってからのKREVAはその傾向が一段と強くなりましたね。
で、去年活動を再開。16年ぶりということになった。これまでの代表曲のオンパレードは聞きごたえありました。しばらくは3人で活動するようです。どこかでインタビューが出来たらなと思いました。
ということで、曲です。こういう曲は今の方が伝わると思いますよ。KICK THE CAN CREWで「ユートピア」を。今日から9月。なんだか急に涼しくなりました。今度は気温変化に注意、という感じです。
あ、昨日の曲を浜田さんの「夏の終わり」にしなかったのは、去年か一昨年に同じようなことを書いて、その時に選んだから、というのがありました。毎年、同じ曲でもいいんでしょうけど、そこは、ほら、少しはね(笑)。じゃ、おやすみなさい。