昨日、久々に行きました。何年ぶりかな。少なくとも去年は行ってないと思いますね。でも、なんだかずいぶん来てないなという感じでした。何しろ、駅がない。改札口がなくなている。え、ここ駅じゃなかったの、と戸惑いました。
そうなりますよね。小田急線が地下に潜ってしまったわけで、線路がない。したがって踏切もない。改札口も要らない。そうやって考えれば駅がなくなって当然でもあるわけですけど、でも、駅ですからね。
要らなくなりました。壊しました、ということだけじゃ済まないようにも思いますけど、済まそうとしてるんですね(笑)。ただ、本多劇場はあるんで、駅の場所を起点にすると方向音痴になる人でも修正は効きますね。
45年くらい前に住んでいたことがあるんですよ。井の頭線の改札から東北沢の方に抜ける道の一角。女子高がありました。成徳だったかな。懐かしいですが、もう別の街ですね。一番街という通りがあって、まだ銭湯もありました。
下北に何をしに行ったかというと、下北ガーデンという比較的新しいライブハウス。ゆるめるモ!というアイドルのライブ。面白かったです。いわゆるアイドルという感じとは全く違いました。そういうくくりになるのは、女の子が4人というだけですね。
盛り上がるんです。それも激しく。パンキッシュなんだけどポップ。演奏は打ちこみでそこはクラブミュージック。でも、クラブ系というダークな印象がない。テクノというほどクールでもない。
曲の合間にユニコーンとかPUFFYも流れたりする。どっかゆるくて個性的。彼女たちも振り付けを演じているという感じがない。えらいやっちゃみたいな所もある。ええじゃないか、と言っても良いかな。クラブ世代の「えらいやっちゃ」ね。
どこのレコード会社にも所属してないし、事務所もない。でも、フルアルバムは4枚かな。5月にこれまでの曲のセルフカバーベスト「音楽よ回れ!!」が出てます。この夏はライブハウスばかりでライブをやってるという活動も独特です。
AKBや乃木坂みたいな美女集団の対極かな。でんぱ組と今、勢いを二分してるようです。というような話はかなり受け売り(笑)。でも、ライブの本気度は一見の価値ありでした。見えないところでシーンは変わりつつあります。
下北沢は変わってしまいました(笑)。でも、ライブハウスは多いですからね。古着屋さんも健在のようでした。ライブハウスと古着屋の街、ということを苦々しく思っている人たちも多いんでしょうね。
そういう人たちが再開発するとどうなるか。でも、ライブハウスがあれば大丈夫か。というようなことを歌った曲があると、ロフトの平野さんが教えてくれました。下北沢のシェルターというライブハウスは彼が作ったんですよね。
この曲のプロデユ―サーも彼。フラワーカンパニーズの「下北沢へ出かけよう」と「下北沢へ出かけない」。一つの街をこんな風に歌った曲も珍しいでしょう。「下北沢へ出かけない」の方を。くたばれ再開発、という感じの歌(笑)。こちらを。じゃ、おやすみなさい。