というコンサートがありました。さっき終わったばかり。と言っても3時間前か。終わったのはその後の打ち上げ放送(笑)。NACK5の「K’s Transmission」。11時に終わってました。コンサート同様、放送も壮絶に面白かったです。
何のことかお分かりになりませんよね(笑)。三匹の犬。三匹の侍というドラマがありましたけど、侍ではなくミュージシャン3人。坂崎幸之助さん、鈴木雅之さん、根本要さんのコラボレーションコンサート。会場が大宮ソニックでした。
NACK5の開局30周年を記念したライブですね。坂崎さんは「Kトラ」、マーチンさんは「Funky Broadway」、根本さんは「NACKでROCK」。それぞれに番組を持ってます。しかも年齢が近い。坂崎さんと根本さんの3年差の間にマーチンさんがいます。
スリードッグナイトというのは白人と黒人が一緒になったハーモニーの美しいアメリカのロックバンドの名前。三匹の侍というよりこっちですね。マーチンさんは”大田区大森が生んだ日本初の黒人”ですからね、ぴったりでしょう(笑)。
音楽のスタイルはキャリアも似ているようで違いますよね。特にマーチンさんは、洋楽ソウルの人という印象でしょうね。実はそうではない。三人は同じようなルーツを持っている、単にお仕事で集まったわけではない、名前で集めたわけではないことがよくわかるコンサートでした。
本当に面白かったんですよ。楽しかった。心から笑えるコンサートだった。いわゆる放送局のアニバーサリーイベントという儀礼的な感じがしなかったんです。なにしろそれそれが番組のパーソナリテイという縁もあるわけですからね。
自分たちのオリジナルのヒット曲もやりましたけど、スタレビがバックだったり、通常のライブでは聞けないアレンジになってました。そして、何と言ってもカバー。そして当時の話も含めたトーク。すさまじく面白かった。
3人とも話術の達人。それが好き放題に展開してゆく。音楽が軸になってますから、どんな風に転んでもまとまってゆく。まあ、見事でしたよ。涙が出るくらいに笑ってしまいました。
そして、です。カバーのメインがGAROだった。3人でGAROをハモる。坂崎さんと根本さんは、想像がつくでしょうが、マーチンさんがよく知ってるんです。隠れた一面というんでしょうか。
僕は以前何度かそういう話を聞いて知ってましたけど、世間的なイメージはそうじゃないでしょう。実はGAROが邦楽の入り口だった。根本さんいわく「ニセGARO」。ニセ画廊(笑)。そういう話をしながら歌うマーチンさんが心底楽しそうだった。
坂崎さんの「Kトラ」は午後9時から。コンサートを9時半までやってましたからね、大丈夫なのかと思った(笑)。前半は録音してあったようですけど、終演後、大宮から銀座のNACK5スタジオまで3人で移動してそのまんま打ち上げ生放送をやってました(笑)。
そこにコンサートを見ていたGAROのヴォーカルも参加。貴重な話のオンパレードでした。あれはきっとまたやるでしょうね(笑)。マーチンさんは「自分の中にはフォーキーなものもある」とかなり乗り気でした。
ライブが終わってラジコで生放送を聞きながらの帰宅。臨場感いっぱいでした。ラジコ、いいですよ。昨日の夜はYou TUBEでしたけどね。なぜかふっとエルビスが見たくなって海浜幕張から武蔵小金井までずっとエルビス。映画の中で歌っているシーンばかりを集めたものを見つけました。You TUBEはすごいっす。
昨日、8月16日、エルビスの命日、と今朝気付きました。呼ばれたのかもしれません。1950年代生まれの三匹(笑)にとってはGARO、僕にとってはエルビスなのかもしれません。でも、音楽っていいなと思わせてくれる夜でした。
でも、あのアットホームでハートフルなトークと音楽は、NACK5ならではです。というわけで、GAROかな。「一人で行くさ」を。じゃ、おやすみなさい。