GOSPELS OF JUDASの二人、YTさんと詞を書いているJun Inoueさんのインタビュー。面白かったです。へえ、そうだったんですか、という発見の連続。チームの成り立ちとか、それぞれのキャリアとか。ヒューマンストーリーでした。
アルバム自体がとっても物語的でしたからね。もっとデジタルな実験性の強いものかと思っていたら、そうじゃなかった。昨日も書きましたけど、歌ものです。デジタルは駆使されてるんだけど、発散しているもの、伝えようとしているのはとっても生身感が強い。
ギターという楽器がそうなんでしょうね。どんなにデジタルな機材と一緒になってもエモーションを失わない。むしろよりそうなってゆく。アルバム一枚が映画のような流れになっている。世界の破滅と救済。ゲームファンタジーみたいな世界でした。
YTさんは子供の頃にバイオリンを勉強していたというのも驚きでしたし、バークリーの音楽大学に入ったのはアレンジの勉強をしたかった。それでいてヴァン・ヘイレンやツエッペリンに傾倒するハードロック少年だったというんです。
驚いたのは詞を書いているJun Inoueさんもバークリーの同窓生だった。アルバムの中で曲も書いて自分でも歌っているGin Kitagawaさんもバークリー、おまけに同じバンド仲間でありました。
ファンの方たちはご存じなのかもしれませんけど、JunさんとGinさんは氷室さんの「Keep The Face」に詞を書いているSpinで、Ginさんは、やはり氷室さんの「ONE LIFE」の詞を書いているGKさんだった。すみません、今ごろ知りました。
そして、ロックに目覚めた思春期の彼らが洗礼を受けていたのがBOO/WYだった。そういうバンド仲間が日本とアメリカ、別々のところで活動していて、氷室さんを軸にして集まった。運命的ともいえるユニットだったんですね、という感じでした。
ハードなんだけど高度なクオリテイとポピュラリテーを持っている。アニメやゲームの主題歌にあるような子供だましのロックとは一味も二味も違います。でも、そういう人が聴いてもかっこいいと思える。
こんなに表現力のある演奏が出来て曲も書いて歌える。YTはそんな人でした。ライブが15日と18日です。どんなライブを見せてくれるのでしょうか。というわけで、昨日に続いて、GOSPELS OF JUDAS、「Area 51」という曲を。
熱中症、神経質になりますね。今週の週末、掛川の「つま恋」でapbank fes。「つま恋」は6年ぶりかな。楽しみなんですが、猛暑がちょっと怖い(笑)。対策を考えないとね。じゃ、おやすみなさい。