昨日の続きです。書き損ねてましたからね。FM TOKYOの番組「Kei’s Bar」の6月最終週と7月一週目のゲストです。話のは、去年の秋にFM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」の時以来。あの時は一か月瀬尾さん特集でした。
今回は、流れがありました。先週、先々週のゲスト、元ニッポン放送社長の亀渕昭信さんがスタジオの持参されたアナログ盤の中に瀬尾さんがメンバーだったグループ、「愚」がありました。”秘密結社○○教団・愚”という名前でした。
瀬尾さんと言えばみゆきさんのプロデユーサーとして今年は30周年。拓郎さんとは73年の「LIVE73」以来。CMソングのお付き合いを入れるとそれ以上。でも、両方のアーテイストのファンでも、瀬尾さんのその頃のことはご存じないでしょう。
亀渕さんが何でそのアナログ盤を持ってきたかというと、彼が僕と顔を会わせるのはみゆきさんのコンサートが多い。二人に共通の何か、ということで選んだ、「これ、君にあげる」と言われたんです。
でも、僕がもらってもしょうがないですから、ご本人にお返ししよう、同時にその頃の話を聞こうという趣旨でした。この話、書いた気もしますね。そうなんです、最近、何を書いたか忘れてる(笑)。
”愚”は69年のレコーデイング。その頃の話、聞きました。音楽のグループというよりサイケデリックなアングラパフォーマンス集団だったんだそうです。そこからプロのキャリアが始まった。面白かったです。
レコーデイングのスタジオにはっぴいえんどがいたとか、関西から東京に来るときはなくなった遠藤賢司さんの家に泊まっていたとか、彼が関西に来ると瀬尾さんのところに泊まっていたとか、思いがけない話が色々ありました。
そういう人がどうして、おしゃれな音楽を作ることで知られていた、作曲家・村井邦彦さんのアルファミュージックに入ったか。そして、アレンジャーの道に進んだか。アーリー・瀬尾一三。50年近く前の話、です(笑)。
その一方で、彼の手掛けた作品を集めたコンピレーションアルバム「時代を創った名曲たち・瀬尾一三作品集」を題材にしたプロデユーサー論。濃かったです。今の音楽の話にもなりました。
「昔は尖がってたからねえ」という言葉が何度も登場。どんな風に尖がっていたかも、ぜひ。というような話も面白かったんですが、収録後の雑談が刺激的でした。彼は去年が古希。つまり70歳。でも、見違えるほどに健康的に見えました。
去年から今年にかけてのみゆきさんの「夜会工場」の時に、ステージで全編のタクトを振ってましたからね。体力強化。ジムに週二回。バーベルも上げてるとかで腕の筋肉もすごかったです。普段は自転車、と言ってました。
参考にしないとなあ、と聞き入ってしまいました。でも、なかなかやれないんですよねえ。何しろ、自己流でアレンジの勉強をした、という人ですからね。努力家。学ばないと。
というわけで、「時代を創った名曲たち・瀬尾一三作品集」からバンバン「いちご白書をもう一度」。アレンジあってこその一曲だと再認識しました。今日からワールドカップ。寝不足にならないように(笑)。じゃ、おやすみなさい。