なんだか涼しいんだか暑いんだか分からない妙なお天気でした。日差しは結構強いけど風は肌寒い。でも、空気は乾いてましたから空気はきれいで、武道館の周りの緑もきれいでした。5月らしい鮮やかさというんでしょうか。
台湾の人気バンド、アジアのスーパーバンド、Mayday、五月天。去年に続いて三回目の武道館。毎回のことですけど、今回も超満員。大半は日本在住の中華圏の方でしょうね。一曲目から中国語なのかな台湾語なのかな、大合唱が起きてました。
その光景は今までもそうですけど、今回特に感じたのはそういう歌が多かったせいでしょう。新しいアルバムが「自伝~History of Tommorrow」のせいもあるんでしょう、自分たちの人生、軌跡を振り返ったような歌が多い気がしました。ツアータイトルも「LIFE TOUR」でした。
前回、前々回の武道館はもっと激しいハードロック系が多かったようにも思ったんですけど、今回は、そうじゃなかったですね。その分、客席と一緒に歌える曲が多かった。それも良かった。
99年デビュー。来年は20周年か。曲の中にも台湾のいろんな地名、街の名前が出てくるものがありました。そうやって出会ったメンバーが苦節を重ねてワールドツアーをやれる巨大バンドになってゆく。
そういうバンドストーリーの美しさは世界共通。同時に台湾という僕らにもなじみの場所が舞台というのもありますね。親近感ね。それでいて日本のバンドでは経験できないビッグビジネスになっているわけですから。
日本語の訳詞が画面に出ていたのが良かったですね。どんなことを歌っているのかが分かる。あれだけ真正面から人生をテーマにしているバンドは日本で少なくなった気もしますね。
若い人が抱えている問題が違いますから、それは良い悪いではありませんけど、日本のバンドよりも骨太さは感じましたね。今、”夢をかなえる”みたいなことは日本のバンドやアーテイストのテーマになるんでしょうか。
ま、いろんなことは一概には言えませんが。でも、彼らがこんなことを歌ってるという一例を。このPVは泣きそうになりましたよ。ライブでもこのPVに沿ったストーリーが組まれてました。「頑固」という曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=YKiMrg6rgYQ
アンコールのゲストにGLAYが出てました。TAKUROさんが詞を書いた「Dancin’ Dancin’」を一緒にやってました。TERUさんが「台湾で対バンやろう」と言ってましたけど、それ実現してほしい、と思いました(笑)。
というわけで、彼らの「頑固」をぜひ。「離開地球表面」でもいいですが、映像、見つかりません。でも、これ、合法なのかな(笑)。公式MVだからいいんですよね。じゃ、おやすみなさい。