”と”というほどの関連はありませんけどね。一緒に何かをやろうとかそれぞれの比較をしてみようというのでもないです。単なる順番。一昨日が氷川さんのインタビューで、今日がMrs.GREEN APPLEのインタビューでした。
両方ともNACK5「J-POP TALKIN’」ですね。加藤登紀子さんの次、5月最終週と6月一週目が氷川さんで、そのあとがMrs.GREEN APPLE。ずいぶん先でしょう。実は5月の8日にインプラントをやるんで、できるだけ済ませておこうということになりました。
やってみないとわかりませんからね。もう10年近く前ですけど、最初にやったインプラントが失敗してその後、ピンポン玉みたいに顔がはれ上がってしまって全くしゃべれないことがありました。
もうその時の病院ではありませんし、先生も信頼できる専門家なんで、そこまでの心配はしてませんけど、そういう事態も想定しておいた方がいいと。まあ、そこまで心配ならやらなければ、ということなんでしょうけど、もう限界みたいなんです。今なら間に合う、という感じでしょうか。
でも、氷川さんのアルバム「新・演歌名曲コレクトション」が5月29日発売、Mrs.GREEN APPLEのアルバム「ENSEMBLE」が4月18日発売。そういう意味では前倒しというよりむしろ遅いくらいでしょうか。
氷川きよしさん、初めてインタビューしました。あの人の歌のうまさというか、説得力には以前から感心させられていて、いつかインタビューを、とお伝えしていたのがやっと実現したという感じですね。
アルバム発売日、5月29日はひばりさんの81回目の誕生日、アルバムの中で「真っ赤な太陽」をカバーしてます。去年の11月に出たアルバムではやはりひばりさんの「花笠道中」も歌ってます。僕の中ではひばりさんつながり。
とはいうものの番組が「J-POP TALKIN’」ですからね。演歌系といわれる人の出演は初めてです。お断りされるかなと思っていたんですけど、気さくにいろんな話をしてくれましたね。
もとはポップスを歌っていたんで、自分の中に演歌の蓄積がない。むしろ演歌を歌いだした時の方が大変だった、と言ってましたけどね。彼の歌にあるガチンコ感というか、全力感というのはそこから来てるのかなとも思いました。
小手先で歌っている感じがしない。それがジャンルを超えるんだろうなとかね。ファンの方からは、今ごろ何を、と言われそうな素朴な質問もいろいろしてしまいました。いつもとは少し毛色の違うインタビューになったかもしれません。
で、今日はMrs.GREEN APPLE。新作アルバム「ENSAMBLE」について。アルバム、すごいんですよ。去年発売になった二枚目のアルバム「Mrs. GREEN APPLE」から1年三か月、驚くべき成長力と消化力という印象でした。
何と言ってもヴォーカル・ギターの大森元貴さんの存在ですね。詞も曲もアレンジも彼が手掛けてます。1996年生まれ。若いです。でも、音楽は多彩。ブロードウエイミュージカルみたいな音楽からEDM、エレクトロニック・ダンスミュージック。ゴスペルみたいな音楽もあります。
それでいて歌詞は内省的。21歳相応のはつらつとした面と大人の思慮との両面。背伸びになりかねない多彩な音楽を取り込みつつ自分たちのエンターテインメントとして消化している。前作からまた一段と成長してました。
バンド結成が16歳。その時にすでに自分たちのバンドのイメージが出来上がっていた。一日に2,3曲は書いていて、その頃に作った曲も今回のアルバムに収録されている。曲作りに悩んだことがない、やりたいことが溢れている。
何しろ、初めてバンドを組んで人前で演奏したのが小学校6年生。21歳と言っても音楽年齢は、それだけでは測れません。こういう才能のある若い人と話しているのは楽しい。そんなインタビューになりました。
3月からの「J-POP TALKIN’」のラインアップはスキマスイッチ・NOKKO・竹原ピストル・小林克也・加藤登紀子・氷川きよし・Mrs.GREEN APPLEという並び。面白い流れになったと思ってるのは僕だけでしょうか(笑)。
というわけでMrs.GREEN APPLEでアルバム「ENSAMBLE」の中から「アウフヘーベン」。ピアノロックみたいです。止揚、という哲学用語は高校に読んだ本で知ったんだそうです。恐るべし、でしょ。じゃ、おやすみなさい。