と言っても御存じない方もいらっしゃるかもしれません。FM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」ユーミン特集の4週目のゲスト。ミュージシャンではありません。制作会社、オフィスオーガスタの最高顧問です。
言うまでもなく、杏子さん、山崎まさよしさん、元ちとせさん、スキマスイッチ、秦基博さん、竹原ピストルさんら個性派を擁している事務所。自分でインデイーズレーベルも持ってます。アーテイストの育成には定評があります。
もともとは杏子さんがバービーボーイズを辞めた時にソロの受け皿になることで始まった事務所。去年が25周年。設立したのが森川さん。キテイ時代にRCを育てたことでも知られてます。
「LEGEND FORUM」では清志郎さんを特集した時にも出て頂いてるんですね。TOKYO FMの「Kei’s Bar」にもお願いしてます。その時は石坂敬一さんの話を中心にしたオフフィス・オーガスタの話でした。
FM COCOLOの番組が元になった本「永遠のザ・フォーククルセダーズ・若い加藤和彦のように」にも番組では登場していない、書籍用の追加インタビューで出て頂きました。フォークルマニアなんです。ビートルズも、ですね。
というような方が実はユーミンマニアだった。知らなかったんです。3月17日の「SONGS&FREINDS・ひこうき雲」コンサートの会場にいらした。しかも、あの時の公演パンフレットにも登場されていた。
その話が面白かったんです。「ひこうき雲」の受け止め方からユーミンの歌詞の解釈。通り一遍で「ファンなんですよ」という次元じゃなかったんですね。へえ、そうだったんですか、ということもあってお呼びしようと思った次第です。
その前のゲストがJUJUですからね。彼女はユーミンマニアのアーテイスト代表、森川さんはミュージシャン、アーテイストに限らない音楽人、ミュージックマン代表という形でしょうか。面白かったですよ。
自分でもアーテイストになろうと思っていたミュージシャンでもあるわけで
ユーミンの曲のコード進行の話から詞の解釈。例えば、その曲に出てくる車は外車だというようなことを歌詞から推測したり。ほんとに好きなんだなと思わせてくれる話の連続でありました。
彼は去年、お父様を亡くされていて、身近な人の不在を身に染みて感じた時に今までと違う聞こえ方をするようになった曲とか、客観的な話だけじゃないリスナー心理みたいなものも出てきました。こういう人が制作者にいてほしい、と思わせてくれる、そんな話でした。オンエアは23日の月曜日。
最終週、30日は武部聡志さんの二回目の登場。いい締めくくりをしてくれました。充実の五週間になったと思います。ということで、曲。ユーミンの「スラバヤ通りの妹へ」を。彼が「若い世代に知ってほしい曲」として挙げてくれました。理由はオンエアで(笑)。じゃ、おやすみなさい。