昨日でした。そうなんですよ、ライブが終わって帰ってきて書くという体力がなくなっているんですね。メールを読んだり雑用をしたりすると後は風呂に入って寝るというくらいしか残ってない。情けないなあと思いつつ、です。
若い頃はこうじゃなかったと言っても始まらないですけど、ふっとそういう気分になることはしょっちゅう。その分、間隔が空いてしまうのかなあと思ったりしておりますが、そんなことを書くはずじゃありませんでした(笑)。
くるりのツアーファイナル、ZEPP Tokyo。面白かったです。これぞマイペースというかオリジナリテイというか。流行とも時代性とも一線を引いたような飄々とした頑固さ。それでいて堅苦しくないユーモアを備えている。
新しいとか古いとかだけじゃなくて、音楽のジャンルもこだわってない。フォーキーだったりダンサブルだったりレトロだったり。でも、しっかりバンドサウンド。重心は気持ちいいくらいに低かったです。
言い古されたことなんでしょうけど、それが京都なんでしょうね。東京的なものに対して迎合しない。それがどないしはったんですかー、みたいなどこ吹く風な感じ。こっちの方がはるかに古いんどっせー、みたいな。どっせー、で良いのかな(笑)。
地方出身のバンドが「東京!」という時の気負いが全然ない。脱力でもない。淡々と熱演してるという感じ。その辺がどこか漂白感にもつながっている。彼らの曲の中に70年代の漫画家、つげ義春的なものを感じたことがありましたけど、そこは変わってない気がしました。
今制作中のアルバムからの新曲もやってました。今年は4年ぶりのアルバムが聞けるかもしれません。というようなことを書いてますけど、そんなにちゃんと見てきたわけでもなくって、かなりアバウトな印象論であります。
京都的な曲者感というと京都の人に怒られそうですけど、一筋縄でいかないクールな反骨感みたいなものがとっつきにくさになっていたこともあるんでしょうけど、噛みしめれば噛みしめるほど、味が出るバンドだなあと思わせるライブでした。
というわけで今日から4月。結婚記念日でありました。絶対に忘れない日にしようということでエープリルフールの日。何回目かは、まいいか(笑)。ライブは失礼して都内のホテルで食事。こういうのはいつ以来だろうということになりました。カミサンも神経痛と花粉症に悩まされてますし、アニバーサリーも祝えるうちです。
曲ですね。くるりで「東京」を。都心の桜、もうかなり葉桜になってました。気分はユーミンの「経る時」、桜を見る老夫婦の気分ね(笑)。じゃ、おやすみなさい。