・NACK5「J-POP TALKIN‘」の来週と再来週の特集。今日が完パケでした。つまりデイレクターが編集した、先日行ったインタビューに音楽や説明を加えて番組の形にするという作業ですね。完全パッケージ化という意味です。
・実際のインタビューは、雑誌のインタビューみたいに40分から45分くらいノントップで行われるんですね。台本も何にもないです。その分、準備も大変ですし、話がどんな方向に進むかを考えつつ質問をしてゆく。かなりスリリング。それが面白いわけです。
・で、今日完パケしたのがスキマスイッチのインタビュー。3月14日、来週発売になるアルバム「新空間アルゴリズム」について。3年3ヶ月ぶり、7枚目のアルバムですね。今年がデビュー15周年。僕の印象では、キャリアハイ。最高傑作だと思ってます。
・前作のアルバム「スキマスイッチ」も3年ぶり。あのアルバムの前には過去の曲を二人で演奏するというセルフカバーアルバム「ダブルスベスト」がありましたけど、今回は、12組のアーテイストにアレンジやプロデユースを依頼した「Re-action」がありました。
・小田さんとか民生さんとかトライセラトプスとか、そうそうたる顔ぶれが12組。原型をとどめないくらいに作り替えた曲で歌い直している。中途半端なアーテイストだと、自分達が受け止めきれないだろうと思えるくらいのアルバムでした。
・それを経ての新作ですからね。大橋さんは、あの時に受けて頂いたアーテイストに恥ずかしくないものにしたかった、と言ってましたね。大胆で自在、何かがふっきれたようなスケール感のアルバムになってます。
・これもインタビューの中で言ってましたけど、今までは「みんながやってるようなことはやらないようにしようと思ったりしていて。でも、今は、そういうことよりも自分達がやりたいと思うことを一曲一曲形にしていこうと思った」と言ってました。
・確かにそうなんですよね。常套手段を使わないとか、みんなが使っているコードは避けるとか、予定調和な展開にはしないとかね。でも、今回のアルバムは、そういう次元を超えたのびのびとしたアルバムなんです。
・アルバムの曲のバラエテイも富んでるし、それぞれが固有の世界を持っている。全曲について話を聞くという異例のインタビューになってます。自分で言うのも変ですけど、これだけアルバムの曲に迫ったインタビューはラジオではこれだけだと思いますよ。
・ネットや雑誌でもそうでしょうね。アルバムに興味をお持ちの方は、よりアルバムを楽しむ材料が詰まってると思います。番組では全部のインタビューはご紹介出来ないんで、是非、podcastingでお聞き頂けたらうれしいです。
・さて、明日は3月11日。地元の公民館で「市民講座・J-POPの中の武蔵野・三多摩・中央線」があります。どうなりますか。ということで終わろうかと思ったんですが、何と、財務省が文書の書き換えを認めた、というニュースが流れてます。もう、確定申告、やってられないですよね。
・現場を自殺に追い込んで、管理した人、命じた人はのうのうとしている。追い詰められるのはいつも下っ端、切り捨てられるのはいつも力のない人達。またしても、ということになるんでしょうか。曲ですね。どうしましょうか(笑)。
・スキマスイッチのアルバムの話しじゃなくなってしまいました。氷室さんかな「My Name is Taboo」という曲を。俺の名前はタブー。GLAYのTAKUROさんが詞を書いてます。今回はどこまでタブーに迫れるんでしょうか。じゃ、お休みなさい。