昨日ですけどね。そういう名前のバンドがいるんです。一昨年メジャーデビューしたばかり。先月、2枚目のアルバム「Galaxy of the Tank-top」が出ました。アルバムは二枚ともトップ10入りしてます。
・初めて見たんですが、まあ、面白かった。すさまじく面白かったんですよ。バンドは男女3人組。ベースが女性でギター・ヴォーカル、ドラムが男性。関西の大学の先輩後輩のバンド。まだ20代前半です。
・どんな風に面白かったか。ベースはパンク・ヘビメタということになるんでしょうけど、そういうジャンルには収まらない。一曲の中でヘビメタになったりデイスコになったりする。ともかくやりたいようにやっている感じ。
・演奏は達者なんだけど、それをこれみよがしにしてない。人を喰っている。そう、それですね。遊んでいる。馬鹿馬鹿しいことを真面目にやろうとしている。言葉もそうなんですよ。意味不明、語呂合わせみたいな歌詞があれば、同じ事を叫び続けているだけの曲もある。
・初めて書いたという曲が「ネコ飼いたい」。最初から最後まで「ネコ飼いたい」と言ってるだけなんです。でも、それが不思議なノリになってる。こんなんで曲になるの、と突っ込みの入りそうな歌詞が一杯ある。
・例えば「メロコアバンドの3曲目ぐらいによく収録されている感じの曲」とかね。「眠いオブザイヤー受賞」とか「無線LANばり便利」「とりあえず噛む」「肩have a good day」とかね。どういう意味、という感じでしょう。
・でも、どっかペーソスがあるんですよ。ヘビメタ・パンクみたいな曲。みたいな、ね(笑)が多い中で唯一フォーク調の「肩have a good day」は、肩幅に人の包容力を託したようなペーソス満載の曲なんですよ。それも歌詞という感じじゃない。語りみたいな感じ。
・その人を喰った“外し”の感じがユニコーンみたいな気がしたんですよ。音楽のタイプは違うんですけど、わざと当たり前のツボに行かない。それを遊んでいる。ユニコーンはよくクレージーキャッツと例えられましたけど、それに近いものを感じました。
・拓郎さんで言うと「馬が走ってる」かな。思わず笑っちゃう。今のバンドでそういう技を見せられるのは少ないんじゃないでしょうか。おまけにしゃべりが面白い。三人の掛け合いがウイットに富んでいてスピード感もある。客席のつかみ方やあしらい方がさすが大阪でした。
・ちゃんと年代チェックもやってましたよ。何と10代と20代で8割以上。50代以上、までしかやりませんでしたね。それもほとんどいませんでした(笑)。屈託なく楽しい、人なつっこいロックバンド。どうなって行くんでしょうね。
・というわけで、曲ですね。ヤバイTシャツ屋さん、「肩have a good day」を。今日は暖かい一日でした。このまま春になるとは思えませんが。じゃ、お休みなさい。