・という雑誌がありました。あ、同名の雑誌は今もありますが、あれは復刊されたものですね。元々の雑誌。いつまであったのかなあ。90年代の半ばまではあったと思います。手元に何年分かが残ってるんですよ。
・J-CASTニュースというサイトで週一のコラムを書いてるんですが、小室哲哉さんのことを書こうと思ったんですね。以前、このブログでも書きましたけど、あれから時間も経ってるし、同じようなこと書いてもしょうがないし、と思って手元にある「月刊カドカワ」をめくってたわけです。
・小室哲哉特集が何冊かあったんですね。TM NETWORKの特集でもありましたけど。それが面白かったんです。しかも自分でインタビューした記事だったりしました。91年の「EXPO」の特集でした。TMの当時、解散する前の最後のアルバムですね。
・そのインタビューが計らずも僕のインタビューだったんですよ。忘れてましたね。そこでの話の内容は漠然と記憶してましたけど、他の雑誌だと思ってたんです。そうか、ここでこの話をしてたのか、とか色々思い出したりしてました。
・どんな話かというと、彼が自分の活動を「皿回し」に例えてたんですね。皿回しは、一枚のお皿が回ると、そのお皿の勢いを使って2枚目3枚目を回してゆく、という話しをしてました。その話が今、妙にリアルに思えて、そのことを入れながら書いたわけです。
・そういう何冊かあった特集をめくっていたら、みゆきさんの特集が一緒に組まれてたりして、それが「夜会」の三回目の時だったんですよ。そうかこんな話をしてたんだとか色々読んだりしてて、「いい雑誌だなあ」と思ったんですね。
・内容が濃い。インタビューもモノローグも特集の切り口も読み応えがある。アーテイストに小説を書かせたりする企画もあったりね。当時、「月刊カドカワ」は文芸誌でしたからね。音楽を使った文芸誌。アーテイスト以外の頁は作家の小説も乗ってました。
・登場するアーテイスト、ミュージシャンも、そういう雑誌だから、という自覚を持って話している。僕も含めて、インタビューするライターの方も力が入ってるのがわかるわけです。それが伝わってくる。今、こういう雑誌、ないよなあと、感慨深くなってました。
・ネットと雑誌は読まれ方も違いますから、一概に比較は出来ませんけど、今、音楽の伝え方が薄っぺらくなってないかなあとかね。読み物、という意識が薄くなってる気もするんですね。ネットのインタビューでも濃いものはありますけど、少ない。この程度でいいのか、みたいなものが殆どが気がするんですよ。
・というような愚痴を書いててもしょうがないですけど。でも、ふとした時に「もういいかなあ」的な気がするのは、そういうこともあるんだと思いますね。もう自分の役割は終わったかな、みたいな感じ。やっぱり雑誌出身なんでしょうね。
・「月刊カドカワ」、5,6年分はありますね。今、資料としてほんとに役に立つんです。ちゃんと編集されているという感じ。もうああいう雑誌は出てこないんでしょうね。作ろうという人もいないのかな。読む人もいないんでしょうか。
・パッケージがなくなろうという時代ですよ。音楽を読もう、という人もいなくなってるということなんでしょう。何十万曲聴き放題みたいなたたき売りのようなビジネスが流行ってしまうんですからね。と、ついつい愚痴になってしまいます(笑)。笑い事じゃないか。
・何せ、ビットコインとAIですからね。両方ともついて行けません(笑)。というわけで、曲ですね。そうだ。月食、そろそろ終わりみたいですね。欠けて行く月を見ながら歩いてました。僕らも月みたいなもんですねって、悲し過ぎか(笑)。
・月の歌。LUNASEAか。秦基博さんにありましたね。「月に向かって打て」。そうやって打撃練習したホームランバッターがいましたね。大杉選手でしたっけ。野球少年、秦基博ならではの歌。でも、月食の時は打てませんね(笑)。
・明日からプロ野球キャンプイン、おお、うまくまとまった(笑)。松坂選手に注目であります。昨日の原稿で、和弥さんの名前の文字が違ってました。不快な思いをさせてしまってすみませんでした。じゃ、お休みなさい。