・インタビューでした。NACK5「J-POP TALKIN‘」の今週と来週分。ジュンスカの宮田和弥さん。先週発売になったジュンスカ初のカバーアルバム「BADAS(S)」がテーマ。楽しいインタビューでした。
・ジュンスカは今年がメジャーデビュー30周年。「J-POP TALKIN‘」を放送しているNACK5も今年が開局30周年。同じおめでたい年ということもあってのインタビュー。今だから話せるデビュー当時のやんちゃ話が痛快でした。
・高校生の頃から出入りしていた新宿ロフトで先輩バンドに説教したエピソードとか、出演したテレビ番組で司会者に腹を立てて生放送で素っ裸でカメラ前を走ったとかね。80年代の東京の小生意気なロック少年ぶりが微笑ましかったです。
・初のカバーアルバム「BADDS(S)」は、彼らがそうやって出会ったり憧れたりしてきたバンドの曲を集めたものなんですね。RC、ブルーハーツ、BOO/WY、ARB、ザ・モッズ、スピッツ、ルースターズ、モンゴル800、Mr.Children、そしてユーミンという顔ぶれ。
・なぜこの人達の曲を選んだかという簡単な説明もあって、それが面白かったりもします。先輩バンドと後輩バンド。スピッツは、彼らがホコ天をやっている時にマサムネさんがデモテープを持ってきたというエピソードがありました。
・ミスチルは、彼らのオープニングをやっていた時期もありましたからね。その頃、どんな風に見ていたかというような話しも聞いてます。そういう中で唯一バンドじゃないユーミンの曲がなぜ入っているかとかね。
・もう、カバーアルバムは食傷気味なくらい沢山出てますけど、バンドがバンドをカバーしたもので成功している例が多くない。なぜならバンドがバンドをカバーすることの難しさ、みたいなものもあるでしょうね。
・ソロのヴォーカリストがうまく歌うということだけじゃない、バンドの良さをどう消化するか。そういう意味ではジュンスカが30年たったからこそ当時のバンドも昇華出来るようになった、ということなんでしょう。ビート系バンドの曲が痛快です。
・改めて、ジュンスカは、RCの横乗りソウルとARBの縦乗りパンク、そこにユーミンのメロデイという言い方をしてました。リーダーの純太さんはニューヨークのバンクバンド、ラモーンズがユーミンを弾いたのがジュンスカ、と言ってたそうです。
・そう思って聞くととっても面白いカバーでもあります。これが30周年第一弾と言ってましたから、この後も企画があるんでしょう。ジュンスカ、元気です。いい味を出してます。和弥さん、饒舌でした。オンエアは今週、3日と10日です。
・ラモーンズねえ。ヴォーカルのジョイ・ラモーンがなくなった時、GLAYのレコーデイングの取材でニューヨークにいたんだ。HISASHIさん達と一緒に「追悼に行こう」と彼らが拠点にしていたライブハウス、CGGBに花を捧げに行きました。懐かしい。
・というわけで。曲です。ジュンスカのカバーアルバム「BADDS(S)」からBOO/WYの「NO NEWYORK」を。ジュンスカ健闘、です。氷室さんが唯一無二のヴォーカリストだと再認識するでしょう。1月、終わりです。今夜も氷点下。じゃ、お休みなさい。