・Ivyのことは前に書いたような気もしてるんですけど、気のせいかもしれません。昨日、12月6日にアルバム「回転」でメジャーデビューしたばかりの群馬出身4人組のバンド。渋谷のクラブクアトロでレコ発ライブがありました。レコ発ね、CDでもレコ発。そう来なくちゃ、ってどう来なくちゃなんだ(笑)。
・と書いてからバックナンバーを調べたら書いてましたね。7月9日、恵比寿リキッドルーム。このブログも捨てたもんじゃないって、誰が捨てるんでしょう。捨てないでね(笑)。自分の過去が残っている。これは貴重だなと我ながら思いました。まさに備忘録。
・で、自分の書いたものを読み直して見たら、「貴重なライブを観てしまった」と書いてますね。インデーズからの最後のアルバムのツアーファイナルだったのに体調が思わしくなくて、歌いきれなかった。その時のことを書いてます。もしご興味あれば。7月9日です。
・あれから五ヶ月。今日は素晴らしかったです。約2時間半。新作アルバム「回転する」からだけじゃないセットリスト。ハードロックからプログレのような情景感豊かな曲まで、全貌を見せてくれました。
・色んなタイプの音楽をやってるんだけど詩的。音と言葉にポエジーがある。外側に向かって攻撃的な曲と内側を模索するような曲との二面性。抑制の効いた曲と思いあまったような曲の振り幅。客を煽って発散するだけのバンドじゃないです。
・たたずまいも含めてかなり青臭い。でも胸が痛くなるような繊細さもある。自分達の音楽観や姿勢についての語り口も生真面目。どこか不遜な若さみたいなものもロックバンドらしい気負いも感じさせて、つい微笑ましくもなる。
・7月9日でも書いてましたけど、たまたまスペースシャワーで流れた曲が引っかかったんですね。誰コレ、と思ってすぐに検索したら、聞いたことのない名前だった。たまたまやっていたのが恵比寿のリキッドルームだったんです。
・その後にビクターレコードのコンベンションに出たんですね。業界のイベントですからね。みんなふんぞり返って腕組みして観ている。そういう客席に向かって「あなたたちに理解してもらえるとは思わないけど」みたいなことを言ってから演奏したんです。
・思わず、にやっとしてしまいました。「いいぞ、いいぞ」みたいな感じ。今、表面だけはみんな妙に物わかりが良いですからね。胸のうちをそのまま音や言葉にするという感じのバンドです。しかも詞曲を書いているのがドラマー。これがバンドに緊張感を生んでいる。ヴォーカリストが歌と格闘する生々しさも伝わってきます。
・こういうのも縁でしょうから次のライブも行くでしょうね。どっかでインタビューもすることになるんだろうな、と思いつつ帰ってきました。ということで、Ivy to Fraudulent Game、アルバム「回転する」から「革命」を。じゃ、お休みなさい。