・NACK5「J-POP TALKIN‘」用です。11月1日に4枚目のアルバム「BOOTLEG」を発売する米津玄師さん。インタビューは前作のアルバム「Bremen」以来二年ぶり。でも、その間に彼はレコード会社の移籍を始め、活動のスケールを一変させました
・タイアップの曲とか、色んな人とのコラボとか、どちらかと言うと人見知りの内向的なアーテイストと思われていたイメージとはかなり変わったようにも見えます。一番新しい話題は俳優の菅田将暉さんとのコラボですからね。
・普段、ドラマを見ないんで、役者さんのことはほとんど知らないんです。でも、菅田将暉さんは歌で知ってました。あの人の声、魅力的だなあと思ってるんですよ。男っぽくて乾いてるだけど、どこか切ない。米津さんの方から一緒にやりたいと依頼したそうなんですけど、その辺も気になりますね。
・でも、何と言ってもアルバム「BOOTLEG」ですよ。タイトルは海賊盤。でも、内容はそういうアンダーグラウンドな感じはないです。今までのアルバムの中で一番メジャー感がある。なんで、そういうタイトルにしたか、この2年間で何があったのかとかね。
・前作の「Bremen」が、「ブレーメンの音楽隊」のように、自分達の安住の地を求めて旅をするというコンセプチュアルなアルバムでしたからね。今回は、そういう感じじゃない。もっと自由にほとばしっている、あふれ出ている感じ。それなのに「BOOTLEG」と呼ぶのは何でなんだろうとか。
・でも、アルバムの中には、もちろん、そういう「ここではないどこかへ」「もっと遠くへ」的な曲もあります。今、彼の中で安住の地はあるのだろうかとか。聞いてみたいことが色々あります。91年生まれ、まだ26才か。
・作詞作曲、アレンジ、プログラミング、イラストやデザインのアートワーク。全部一人でやってしまうという芸術的才能は傑出してます。でも、自分のことを「負け犬」と歌ってるんですね。世間と折り合いが付けられない少年だった頃の名残でしょう。
・インタビュー、ナーバスなんですよ。最初に「Yankee」で初めて話を聞いたときは、こちらの目を見られないというような印象でした。でも、「Bremen」の時は違ってましたからね。どんな風に変わっているんだろうと思いつつ、きっと今夜夢を見ます(笑)。
・というわけで、米津玄師さんと菅田将暉さんの「灰色と青(+菅田将暉)」を。じゃ、お休みなさい。