・突然でしたね。昨日も今日もワイドショーは、大特集。これから色んな形で安室フィーバーって、古いか(笑)。40才という年齢も、あと一年という区切りも劇的ですし。どんな一年になっていくんだろうと思います。
・率直な感想は、潔いなあというものですね。でも、唐突という感じはしなかったんですよ。遅かれ早かれというだとは思ってましたし、あ、今か、という感じ。素直にうなずけるものもありました。そうだろうな、という納得もありますね。
・そうだろうな、というのは彼女のライブを見れば分かりますよね。初めて見たのは千葉マリンスタジアムかな。初めてじゃないか。でも千葉マリンでライブを見たのはあれが初めてですね。最後に見たのはいつだろう。さいたまスーパーアリーナか代々木国立第一競技場ですね。4,5年前になるのかな。ともかく激しい。ダイナミック。ダンスの切れの良さはほれぼれするくらいで、日本にもこんなに踊れる女性がいるんだと自慢したくなりました。
・あの動きは、いつまでも出来るものじゃないというくらいは、誰でもが分かります。あれが出来なくなる前に引退、というのは、思いつきでも何でもないでしょう。きっと、かなり前からタイミングを見ていたんじゃないでしょうか。
・これは推測ですけど、去年の氷室さんの引退劇も知らないわけがありません。氷室さんのライブで彼女の姿を見たことがあるんですよ。へえ、という嬉しい気持ちになったのを覚えてます。MCなしで突っ走るというスタイルも共通してます。あの潔さですね。
・一度だけインタビューしたことがあるんですね。NACK5の「J-POP TALKIN‘」でしたけど、その時も潔い人だなあという印象でした。きっぱりとしている。逃げない。あの番組のインタビューは台本がないんです。スタジオのマイクの前にも、それさらしいものは何にもないガチンコです。
・「え、台本ないんですか」って驚いたような表情をしたのはその時だけ。後は、何を訊かれようと嫌な顔ひとつせずに答えてくれました。息子さんのこととか、肩に入れていた墨の、こととかも、です。当然のことながら、終わってからカットしてくれという要望は来ましたけど。こちらもそのつもりですから、そこはそのようにしましたが。でも、答え方は好感が持てました。
・今までも、何度か書いてるんですけど、彼女は日本のアイドル史の革命だったと思ってるんですね。異端でもあった。なぜかというと茶の間を経由してない。どこにでもいる普通の女の子が、ある日テレビの中でスポットを浴びているというサクセスストーリーではないわけです。
・しかもダンスという舞台があった。プロを目指していた。歌はうまくないけどかわいい、という従来のお人形さん的アイドルではありません。アーテイスト志向だったと言って良いでしょう。それだけでも相当に違いますよね。
・そして、彼女はストリートと直結していた。ファッションと一体だった。それも、サブカル的だった。厚底ブーツとミニスカート。渋谷のセンター街ですよ。そういう意味ではアウトローだった。茶の間からは眉をひそめられる側のヒロインでした。
・生き方、というのもありましたしね。子供を持ちながらという形も、聖子さんのようなママドルというのとも違う。むしろ、“引退”という選択は百恵さん的でもある。そのどちらでもない、ということになります。百恵さんもそうだったんでしょうけど、芸能界が好きじゃないのかもしれませんね。
・いずれにせよ、この一年で安室伝説が生まれるんでしょう。どんなフィーバー(またか)を生むんでしょうか。曲ですね。好きなのは「Don‘t wanna cry」か「Baby Don’t Cry」ですね。両方とも“Cry”だ(笑)。印象の強さで「Don‘t wanna cry」を。じゃ、お休みなさい。