去年の11月からやってるんですよ。アルバム「宇宙図書館」を携えたツアー。何と9月まで80本もあるんです。やっと後半。先が見えてアクセルが踏まれた状態という感じでしょうか。素晴らしかったです。
ツアー中なんで内容には触れませんけど、「図書館は宇宙」というコンセプト。時空を超えた華麗で壮大、奔放で大胆、めくるめるイマジネーションのダイナミックファンタジー。彼女じゃなければ作れない舞台空間でありました。
そして、ですよ。それだけ多彩なイメージをがっちりと支えている音楽の骨格というか枠組みの大きさ。そう、土台ですよ。色彩感豊かな視覚的刺激と正反対のような土台感。アレンジも演奏も、でした。この音楽にしてこの舞台、という感じでした。
それにしても80本ですよ。男性でも今、そんなに長いツアーをやっている人はいません。女王の意地、というんでしょうか。何が彼女をそこまでさせるのか、圧巻でした。後20本あまり、無事に終わることを祈ってます。
でも、図書館というのが、良いですよね。図書館は宇宙だ。ネットが宇宙だという世代もいるんでしょうけど、ネットには、図書館のようなポリシーはないですもんね。図書館にはそれぞれの世界観もあったりしますからね。
そう、図書館と言えば、大宅文庫が経営難なんだそうですね。戦後のありとあらるゆ雑誌が網羅されている雑誌文化の聖地、宝庫。僕も一時は週に何日も通っていたことがありました。古い雑誌を出してきてもらって、机に積み上げてお目当ての記事を探す。あれは宇宙探検みたいな感じでした。
大宅文庫を守る。それは日本の活字文化、雑誌文化の使命じゃないでしょうか、って話が逸れましたね。逸れついでなんですが、昨日、熱中症になって救急車で運ばれました。
TBSが終わって、喫茶店でお茶を飲みながら少し仕事をして、また仕事場に帰ってCDを聞いてたんですよ。突然、目眩と吐き気がして、それきり。30分以上吐き続けてるうち身体も動けなくなってしまって必死で119番。救急車の人に「典型的な熱中症」と言われました。
窓は開けていたんですが、クーラーをつけてなかったんですね。それが駄目なんだそうです。外の空気も熱風だし、むしろ逆効果。クーラーをつけず部屋で熱中症になる老人に一番多い例と言ってました。老人ね(笑)。病院で2時間くらい点滴を打って、家には帰れました。
今日も仕事しましたから、大したことはなかったんでしょう。でも、焦りました。怖かったです。おかげで、カミサンから今年の夏の「野外禁止令」が出てしまいました、とさ(笑)。余計なこと書いちゃいましたね。
曲ですね。ユーミンの「宇宙図書館」から「宇宙図書館」。大人っぽい素敵なアルバムです。じゃ、お休みなさい。