奥華子さん、先月、NACK5「J-POP TALKIN’」のゲストに来てくれました。その時の印象がとっても良かったし、今までライブを見てなかったのがどこか心苦しかったりしてたんですが、ようやく、でした。
目黒のパーシモンホール。都立大学の駅から歩いて10分くらい。初めて行きました。そんなに大きな会場じゃないですけど、木の香りと内装が落ち着いていて、音もナチュラルで落ち着いた会場でした。
ツアーのタイトルが「奥華子コンサートツアー2017・弾き語り~遙か遠くに見えていた今日~」。弾き語りです。ツアータイトルに偽りなしでした。まだツアーが始まったばかりでまだまだ先がありますから、内容には触れませんけど、ほんとに偽りなし。お見事でした。
路上経験があってこそ、というライブ。たった一人で客席を受け止めて引き上げて行く。観客の一人一人に気をつかって楽しませる。絶対に一人よがりにならない。ステージの上から、という目線がない。
その時のインタビューはアルバム「遙か遠くに見えていた今日」についてでしたけど、アルバム以外の話に広がって、中でも感心したのは、路上ライブについてだったんですよ。路上ライブ経験者のアーテイストは色々話してますけど、こういう話は初めて聞いたという感じでした。
彼女は路上ライブに選ぶ場所を「郊外の駅前」と言ったんですよ。普通は繁華街でしょう。人が多く集まる所、人の動きの多いところ。彼女は、そうじゃなかったんです。そういうところもやってみたけど、という中で落ち着いたのが、そういう場所だった。
仕事で疲れて帰宅する。満員電車に揺られて地元の駅について、ほっとした時に、歌声に耳に傾けてくれるのが嬉しい。路上ライブは、有名になるためのステップじゃなくて、出来れば一生やってゆきたいというんです。そういう姿勢というか、気持ちが伝わってくるライブでありました。
路上ライブ出身者はどこか違う。終わってからそんなことを考えて電車に乗ったんですよ。そうしたら、目の前の席に、目下活動休止中のあの路上出身三人組の一人が座ってました。路上が呼んだ、と思いました(笑)。
というわけで、曲です。奥華子さん、アルバムのタイトル曲「遙か遠くに」を。そうだ、明日、TOKYO FMの夜7時から「TOKYO FM サンデースペシャル・大人のJ-POPカレンダー」という60分番組があります。
先日発売になった「大人のJ-POPカレンダー」第三回発売分、7月「夏の歌・海の歌」8月「平和の歌・旅の歌」9月「秋の歌・友情ソング」の特集をしてます。僕が構成と喋りをやってます。宜しくお願いします。じゃ、お休みなさい。