というタイトルに惹かれて覗いてみたというback numberのファンの方、すみません。彼らのことはそんなに書くつもりじゃありません。昨日がツアーの初日、その二日目ですからね。ライブの内容については触れられません。
でも、良いライブでしたよ。今までのツアーの中でも明らかに力強い始まりとなったんじゃないでしょうか。バンドの骨格や土台、ライブバンドとしての自信、色んな要素ががっちりと支え合った印象でした。
それでいて、バンドの生身感、人間性が滲み出ていた。普通、会場が大きくなるとそれが見えなくなってくるのに、彼らは逆でした。それは、特性でしょうね。規模は大きくなったのに、逆に距離感が近くなった気がする。そういう例は少ないでしょう。
そして、何よりも客席が歌を聴いている空気が良いなあと思いました。ライブのノリに流れない。ステージも客席も流されない。一人一人がしっかりと歌で繋がっていることを感じさせるライブでした。これ以上書くと、うっかり立ち入ってしまいそうなんで、このくらいです(笑)。
ということもあったんですが、海浜幕張ですよ。久々。去年の3月の最後の日曜日以来。ほぼ一年ぶり。懐かしかったなあ。一年かあ、という感じ。あれ以来、行ってないんですね。そんなに意識してなかったんですけど、何となく遠のいていたんでしょうね。
毎週日曜日の午前中にBAYFMで生放送をやってましたからね。「MIND OF MUSIC~今だから音楽」。タイトル、覚えてましたって、覚えてますよね(笑)。だって8年もやったんですから。2008年4月から2016年3月まで。それは馴染みの場所になりますよ。
去年の4月に、僕の方から番組を降りてしまったんです。ずっとライフワークになればいいなあ、と思ったりもしてたんですが、去年、氷室さんがありましたからね。「LAST GIGS」。計7本。週末が四回重なってました。
生放送をそんなにお休みするわけにも行かず、どちらを取るかで、結局、こうなってしまったわけです。好きなアーテイストの最後のライブですからね。目に焼き付けておきたい。番組はまたご縁があれば、と思ったんですが、やっぱりご縁はないですね(笑)。
ま、こちらの都合で辞めておきながら、ということもあるんで、そんな虫の良いことが通ると思ってるのか、ということなんでしょうが。もし、機会がありましたら是非って、誰に言ってるんでしょうか(笑)。ラジオでやれること、やりたいこと、まだ山のようにあるとは思ってます。
というようなことを、早めに行った海浜幕張の喫茶店でボーッと考えてました。でも、back numberは、どんどん自分達の色を確立するようになってます。ここからでしょうね。というわけで、曲です。そう、今朝、たまたまつけたCSの映画チャンネルで「卒業」をやってたんですよ。
ちょうど始まった時でした。タイトルバックの「サウンド・オブ・サイレンス」が流れていて、あーっと思って見てしまいました。50年前なんですね。ほんとかよ、でした。日比谷の映画館で見たんですよ。でも、今見た方が面白かったな。
あの頃は、こちらも若くて、年上の女性に誘惑される、という設定がピンとこなくて笑えなかったんです。今日は、胸がキュンとしました。「ミセス・ロビンソン」、名曲でした。これは偶然でしたけど、back numberにも同じようなシチュエーションの曲があるんですよ。
「そのドレスちょっと待った」。去年発売になったベスト「アンコール」に入ってます。「卒業」の主人公、ベンジャミンほどカッコ良くないですが、こちらの方が親近感がありますね。是非、歌詞を。じゃ、お休みなさい。