先日発表になりましたね。18,19日、名古屋ガイシホール。国連難民支援プロジェクトへのチャリティーコンサート。そして、その後、4月26,27日に去年のツアー「ON THE ROAD2016」の延期分が福岡マリンメッセで開かれます。
もうすぐですよね。去年の10月に福岡公演が延期になった時には、遙か遠くのことのように感じましたけど、後二ヶ月。すぐそこです。今、日本全国どこの会場でも一年や二年先まで埋まっているということが当たり前のようになっている中で、やっと取れたのが平日だった、という経緯はすでにツアーサイトで明かされてますね。
でも、「難民支援」という言葉にホッとしているのは僕だけじゃないでしょうね。ホッとしているというのは当たってないか。救われた気がしていると言った方が良いかもしれません。世界中で難民が厄介もの扱いされている中で、そうじゃない、という声が少しでも届けば、という感じです。
UNCHRというのは、国連難民高等弁務官事務所の略。紛争や迫害で難民になった人たちを支援する団体ですね。国境や国籍、民族を超えて、追われた人たち、国を失った人たちに手を差し伸べようとする国連の機関の一つ。僕もその程度のことしか知りませんが。
公式サイトによると世界で約6000万人の難民がいるんだそうです。ねえ、誰一人としてそんな運命を望んだりしたわけではないんでしょうけど、そういう境遇に追いやられてしまう。その人たちと僕らの何が違うかと言えば、たまたま生まれた国、環境がそうだった、というだけでしょう。
同じ人間でありながら、生まれた環境が違うだけで、天国と地獄のような違いが起きてしまう。そういう不遇にある人たちにせめてもの気持ちを伝えたい、というコンサート。東日本大震災は、いつ僕らにもそういう運命が降りかかるとは限らないという教訓を残したんじゃないでしょうか。
にも関わらず、日本は先進国の中で最も難民受け入れの数が少ないことでも知られてます。アメリカの新大統領を批判出来る立場じゃないわけですが、日本人が全てそうだと思われるのも国民の一人として不本意ですし。こういう良心的なアーテイストもいるんだ、というせめてもの証しになればと思ったりします。
というようなことは「ツアーブログ」で書くべきですね(笑)。でも、日本のアーテイストは、そういうことに関わることをヨシとしない人が多いですし。良いコンサートになれば良いなあと思います。そして、もっと色んな人に知って欲しいなあというのは日頃の実感です。
チャリテイの名古屋も延期分の福岡も、またブログを書かせてもらうことになると思います。後二ヶ月ね。楽しみにしてます。というわけで、明日は「LEGEND FORUM」の拓郎さん特集、最後の収録。ゲストは加藤いづみさんです。放送は三週目ですけどね。
というわけで、曲ですね。浜田さんの話を書いておきながら、ですけど、みゆきさんにこういう曲があるんですよ。「倒木の敗者復活戦」。”望みの糸は切れても 救いの糸は切れない”と歌ってます。世界がそうなることを願いつつ。じゃ、お休みなさい。