昨日、でしたけどね。豊洲は僕のところからは結構遠くって、終わってから挨拶して食事をして帰ると簡単に12時を回るんですよ。それからごそごそやってお風呂に入ったりするとあっという間に2時くらいになってしまう。さっさと寝ました。
スタレビは去年からデビュー35周年ツアーの真っ最中なんですが、やっと見に行けたのが昨日でした。まあ、去年の秋からは他のアーテイストには不義理のしっぱなしになってますからやむを得ないんですが、久々感満載でした。
でも、昨日は、熊本地震のチャリテイ・コンサート。「NO BALLADS120分」と銘打たれてました。NO BALLADSですよ。バラードの名手がバラードなしを掲げたコンサートが通常のツアーと同じわけがありません。面白かったです。
NO BALLADSでライブハウスかあ、じゃ、スタンデイングかな。急にお願いしたし、立ちっぱなしだろうな。でも、120分なら大丈夫、とか思いながら行ってみたら席がありました。年齢層高いですからね。きちんと配慮されてました。
それでもスタンデイング率は高かったですね。立ち上がって手拍子の曲が多かった。ロックンロールバンド、と言う曲もずいぶんありました。洋楽のカバーもあったりね。いつもと違う内容を楽しみながらチャリテイの趣旨もきちんと伝える。お見事な大人の手腕というライブでありました。
そう、あんなにたくさんライブをやってるのに、ライブ疲れとかを感じさせない。ほんとに楽しそうにやってる。それが客席にも伝わってくる。根っからのライブバンドというのは、ああいう人たちを言うんでしょうね。
今日、大宮のNACK5本社で、この間、インタビューした馬場俊英さんの完パケをしてたんですが、彼が、スタレビを「尊敬する」という話をしてました。オンエアは明日と来週の土曜日。埼玉出身の先輩というだけじゃなくてライブというものに対しての姿勢ですね。
あの人たち、日本中、どこに行っても地元なんですよね、という言い方が妙に説得力がありましたね。どこの土地に行っても、その街の暮らしの中に溶け込んでいる。その街で暮らしている人たちの年中行事のように恒例化している。
エゴがない、というんでしょうか。自分達の役割を楽しめている。どんな人たちでも楽しくしてしまう。そういうバンドは貴重ですよね。昨日も、そういうライブでした。根本要さん、今年が還暦と言ってました。馬場さんは今年50歳。10年違うのか。
自分がなってしまったせいもあるんでしょうけど、還暦に驚かなくなってますね。2006年に拓郎さんが「つま恋」をやった時は、ものすごい重荷を背負うみたいな感覚がありましたけど、そういう感じはないでしょう。当たり前になってゆく。そうやって道が敷かれて行くんでしょう。
いつの時代もその先頭にいたのが吉田拓郎、という人なんでしょうけど。また拓郎さんの話になってしまいました(笑)。というわけで、一日遅れのスタレビでありました。明日は台湾のバンド、五月天の武道館。タイマーズについての原稿もあるな。
というわけで、スタレビか。チャリテイだからでしょうね。こんな曲をやってました。「拝啓 子供たちへ」。オフコースの「生まれ来る子供達のために」のスタレビ版という感じでしょうか。じゃ、お休みなさい。