音制連。音楽制作者連盟。200社以上の音楽事務所が加盟する団体ですね。今年は設立30周年とかで盛大な会でした。日本にはもうひとつ音楽事業者協会という団体があって、そちらは歌謡界というか芸能界的な色彩の強い団体。音制連は、70年以降の人たちが多いというと乱暴ですが。
貸しレコードが問題になった時に、アーテイストの権利を守るという旗印で始まったわけで、フォークロック系の事務所が多いんですね。僕は、そちらとのお付き合いの方が多いんで、お邪魔したわけです。
そういうパーティ的な場はそんなに得意な方じゃないんですが、行って良かったなと思いました。今年はそんなに外に出てませんし、レギュラーの番組のスタッフ以外と話す機会が多くなかったんで、色んな人に会ったのが良かった感じです。
少し元気になった、というと大げさかな。同年配の人が結構頑張ってたり、なつかしい顔に会ったり。他愛ない世間話をするだけでも、何となく居場所があるみたいに感じたりね。まだやることはあるかなあとか、この人と一緒に仕事出来たら良いなとかね。
そういう立ち話の「何かやりましょう」が形になることは殆どないんですけど、それでも、そういう会話のエネルギーというか、前向きさはあるわけですからね。一人で考えたり、落ち込んだりするよりも誰かと会って話した方が良い、という見本みたいなもんでしょうか。
この業界は、大手レコード会社とか以外は少人数でこじんまりとやってる人たちの方が多いわけで、みんなそういう気分になる場所なのかなと思いました。というわけで、今年も頑張りましょう。曲ですね。音制連初代理事長、後藤由多加さんが30周年の挨拶の中で拓郎さんの「イメージの詩」の一節を引用してました。
何となく、年明けのメデイアの中に拓郎さんの再評価の機運があるように感じるのは希望的なんでしょうか。「イメージの詩」を。明日、トランプ大統領就任式。新しい水夫になってくれるのでしょうか。じゃ、お休みなさい。