また、そのバンド、という感じかもしれませんが(笑)。この間インタビューしたバンド、BLUE ENCOUNTのライブ。場所は豊洲PIT。今、話題の豊洲ですよ。ゆりかもめの新豊洲駅から2分。豊洲からだと10分くらいでしょうか。
不思議な一画なんですよねえ。初めて行ったわけじゃなくて、一昨年かな。CHAGEさんの「CHAGEフェス」を見に行ったことがありました。その時もそんな風には思いましたけど、築地の移転問題はまだ、こんなに社会問題になってませんでしたからね。
何しろ広大。お台場よりも更に未来都市的。道路は広いしビルは近代的。摩天楼の夜景みたいな光景が広がってる。でも、喫茶店に入ったりすると杖をついた老人が並んでいたり,下町の空気が残っていて妙に人間的。その落差に戸惑う感じがあったりします。
久々だったんで、ゆりかもめが4分置きに走っていることも初めて知りました。2分間隔の山手線並みとまでは行きませんけど、中央線よりも頻繁に走ってる。そういうエリアにしようという構想がすでに出来上がってるんだなと思わせられました。
でも、ですよ。つきじが移転する敷地の地下水から基準値を大幅に超える有害物質が発見されたりね。何かが置き忘れたまま事態が進行している。利権先行ね。SFみたいな夜景を見ながら、そんなことを考えてしまいました。
何の話だ(笑)。そう、BLUE ENCOUNTのライブでした。アルバム発売に合わせた無料ライブだったんで、約1時間。爽快でしたよ。ぶっちぎり。息もつかせないくらいに激しく突っ走る。爆音、爆走。でも、一人よがりになってない。客席ときちんと会話が出来ている。
安心して見られる、というと無難なライブを想像されるかもしれませんが、そういう意味ではなくて歌も演奏も未熟な感じがしない。13年というキャリアなんでしょうね。積み重ねられたものが土台になっている。その上で暴れている。その揺るぎなさが気持ち良かったです。
back numberとかRAD WIMPSとかとも違うオルタナティブなパンキッシュさ。今年の楽しみが増えました。ということで、築地移転はどうなるでしょう、って話が違うか(笑)。でも、食、ですからね。利権先行で良いわけがありません。
話が逸れついでに。今週、台湾が脱原発を決定した、というニュースがありました。日本では再生エネルギーの会社がどんどん潰れてます。良い話だなあと思ったんですが、これは余談です。曲ですね。BLUE ENCOUNTで「THE END」を。”終わらせるものと始めるもの”という歌です。じゃ、お休みなさい。