いきなり何だ、でしょう(笑)。そう、71年発売の拓郎さんのライブアルバム。当時はそんな言葉がなかったんでしょうね。”実況録音版”と書かれてました。オンステージ、ですよ。71年ですからね。「エルビス・オン・ステージ」が大ヒット中だった頃です。
明日、「J-POP LEGEND FORUM」の1月分二回目の収録なんですね。「LIVE吉田拓郎」という一ヶ月間の三週目と四週目の録音。一週目と二週目が2月に出る「LIVE2016」の特集でしたから、三週目、四週目は、過去に遡ります。
三週目は70年代、「オンステージ」「LIVE73」「つま恋75」の曲、四週目が「アイランドコンサート篠島79」「王様たちのハイキング」「ONE LAST NIGHT inつま恋85」の中の曲という二週です。面白そうでしょう(笑)。
ライブ音源だけの特集というのをやりたかったんですよ。どのみち本人は稼働されないんですから、好きなことをやろうというのが趣旨。で、「オンステージ」を聞いてました。久々ですね。普段は原稿を書いたり取材をするアルバムが主になりますからね。20年ぶりくらい、もっとかな。
新鮮だったんですよ。そう、こういう感じだったんだ、とか。色々思い出したり改めて思ったり。特に、そう思ったのが、あの語り口調。こんなライブアルバムがあるのか、と思いましたからね。今思えば、深夜放送みたいですもんね。
語り口調の衝撃。型にはまってない。型を無視している。こういう歌もあっていいんじゃないか。こういうライブアルバムがあってどこがいけないんだ、という感じ。土居まさるさんの深夜放送を初めて聞いた頃のことを思い出してました。
そう、拓郎さんに最初に感じた魅力が”自由”ということだったんだな、とかね。その前に「青春の詩」は聞いてましたし、「イメージの詩」には”俺たちの歌”という共感は持ってましたけど、爽快感は「ともだち」だったな、とか。今、聞いても瑞々しいです。
でも、45年以上前になるんですよねえ。音楽って不思議だなあと再認識したり。自分で進行台本を書くんですが、それよりも個人的な感慨にふけってしまいました。放送は、16日と23日。再放送が18日と25日の早朝となります。
ということで、東京は寒いです。明日は雪になるという話もあります。曲ですね。「雪」、ではなくて、「もう寝ます」。新鮮でした。僕も寝ます(笑)。じゃ、お休みなさい。