そういうコンピレーションアルバムが出るんです。コンピレーションアルバムというのは、企画アルバム。あるテーマを元に曲を選んだコンセプトアルバムですね。一番多いのは、ベスト盤的なものとか桜ソングとか卒業ソングなどの季節にそったものでしょう。
「大人のJ-POPカレンダー」は、その拡大版、というんでしょうか。決定版と言っても良いですね。1月から12月まで12枚。それぞれ2枚組。カレンダーのように月別なテーマを設けて選曲したものです。一年は365日、うるう年を入れて366日、つまりそれだけの数の曲が入ってます。
1月はDISC1が「新年ハジマリの歌」、DISC2が「受験生応援ソング」というテーマ。1が16曲、2が15曲という31曲、1月は31日ですからね。2月が「告白ソング」と「スノウソング」、3月は「出会いと初恋」と「卒業ソング」という括りです。発売は12月7日、その3枚が同時に出ます。
その後、来年の3月から、4,5,6月編、7,8,9,月編、10,11,12月編と発売されて行きます。4月は「桜ソング」「花の歌」5月は「母の歌」「東京ソング」、6月は「ウエデイングソング」「雨の歌」と続いて行きます。
その選曲と監修、というのをやってます。曲のコメントも書いてます。ということもあって、今日、伊藤銀次さんのインターネットラジオに呼ばれたんでプロモーションをしてきました。「伊藤銀次のPOP FILE RETURNS OTONANO powered by Sony Music」という番組です。
銀次さんは、話上手なんですよねえ。立て板に水。自分のソロライブでも3時間はやると言ってました。DJのRIOさんとの呼吸も良くって、楽しい時間でした。毎週、金曜日に配信だそうです。今週と来週かな。アルバムの話だけじゃなくて、色んな音楽の話をしました。
彼もソロアーテイスト、プロデユーサー、キャリアが長いですからね。話がどの時代に行っても広がる。浜田さんのアルバム「初夏の頃」のプロデユーサーの一人でもあります。そんな話も出ました。ツアーブログの話もしてきました(笑)。
実は、コンピレーションアルバムを作ったのは初めてなんですよ。そもそもは去年、TOKYOFMで放送した「JAPANESE POPS REFRAIN1945~2015」が好評で、あの時に選んだ「戦後70年の700曲」を元にコンピレーションを作ってみないか、という話が発端だったんですね。
僕は、番組の選曲の延長のつもりで面白そうだ、と思って軽い気持ちでやらせて頂いたら、結構、色んな制約があったりして、選曲は、一苦労でした。いや、苦労はしてないか(笑)。なかなか決定が出なかったり、時間がかかったというだけですね。
入れたい曲の使用の許諾がもらえなかったり、とかね。ただ、そういう制約があったからこそ生まれた、ひとひねりしたコンピーションになったと思います。日本の生活や暮らし、季節にそった大人のJ-POPカレンダー。アルバムの流れを考えるのが楽しかったです。
配信で聞いている人たちは、単体で聞きますからね。曲と曲の関連のストーリーやメッセージを是非、お聞き頂けるとと思います。ジャケットはイラストレーターの矢吹伸彦さん。まさにカレンダーのジャケットです。 お見せ出来ると良いんですけど。
途中でどうなるか、挫折しそうにもなりましたけど、どうにか発売になります。ということでその中から。1月、「新年ハジマリの歌」の最後の曲。斉藤哲夫さんの74年の曲「頭の中一ぱいに続く長い道」を。じゃ、お休みなさい。