1986年に出た美里さんの2枚目のアルバムですね。あのアルバムの30周年盤が出るんですね。それに付ける原稿を書いておりました。5000字強です。一日で書けるかなあと思ったんですが、何とか終わりました。
あのブログを書いてることが思い切りになってるんでしょうね。考えてから、というよりともかく書く、ということで進められる。年を取ると、決断力が鈍るというか、あれこれ考えてしまうことが多くなるんですけど、そうならないで済んでます。
あのアルバムは、10代のアーテイストが作った史上初の二枚組なんですね。19歳。今聴いてもみずみずしいアルバムです。オリジナル二枚組。二枚でなければ完結しないストーリーがある。ベスト盤やカバーアルバムばっかりの昨今では考えられないでしょうね。
86年。「J.BOY」と同じですよ。こちらは9月発売、あちらは7月発売。「J.BOY」より先に出ていた。日本のアーテイストの二枚組で思い出すのは、あがた森魚さんの「日本少年~ジパングボーイ」、拓郎さんの「ローリング30」、サザンの「KAMAKURA」、尾崎さんの「誕生」というところでしょう。
古くはデイランの「ブロンド・オン・ブロンド」やビートルズの「ホワイトアルバム」。やっぱりあんまり多くない。というようなことを書いておりました。そういうことを知ってる人が少なくなったからでしょうね。「J.BOY」の30周年BOXに書いてるのも偶然ではないかもしれません。
「J.BOY」30周年BOXの原稿は面白いと思いますよ。「もう一つのJ.BOY物語」と題して400字詰めで100枚くらいかな。ああいう場所じゃないと書けない内容になってるんじゃないでしょうかって、また告知だ(笑)。
桑田さんのDVD「THE ROOTS~偉大なる歌謡曲に感謝」のブックレットも、自分じゃ納得したものになったかなと思いますし。こんなジジイに書かせてくれるんだから、きちんとしたものにしないとなあ、という気持ちは強いです。原稿の一期一会かな。
そう、一期一会、という言葉って、若い頃は、ピンと来ませんでしたからね。年とともにリアリテイを増してきた言葉の最たるものでしょうか。二度と会えないかもしれない人たちが一緒になる。だからこそ愛おしいんでしょうね。
というわけで、明日は、「J-POP LEGEND FORUM・浜田省吾」の4回目です。その後は拓郎さんの国際フォーラム。どんどん良くなってますから、楽しみです。というわけで、「一期一会」。みゆきさんですって、美里さんじゃないのか。まあ、どこにたどり着くか分からないあみだくじみたいな原稿ですから、しょうがないか(笑)。じゃ、お休みなさい。