初めて降りました。神奈川県海老名市。いうまでもなく、いきものがかりの水野良樹さんと山下穂尊さんの地元。ここの運動公園という場所で、いきものがかりのデビュー10周年記念野外コンサートが行われました。その場所がライブで使われるのは初だそうです。
昨日と今日。昨日も雨だったようですけど、今日も泣き出しそうなまま進行していって、途中から降り出しました。彼らが終演の挨拶をするころからかなり激しかったです。センターステージがあって、聖恵さんはプールから上がったみたいになってました。
でも、こういう言い方は不謹慎かもしれませんが、雨だから分かることって一杯あるんですよ。そこでめげたり、後ろ向きになってしまったりするとすぐに見えてしまう。逆境の中で、普段見せない一面が見えたりする。今日もそういう感じでした。
聖恵さんが、自分から雨の中に出ていくように見えたり、想定外の激しい動きを見せたり、水野さんも「先輩たちにも雨のライブが伝説になってる」とよりアグレッシブになったり。山下さんと水野さんとのやりとりが、ステージという感じじゃない、素な感情が滲んでいたり。
予定調和じゃない環境で見える素顔というか、アーテイストの本性というか、お客さんとの絆みたいなものもそうですよね。家族連れ、ライブ慣れしているようには見えないお客さんなのに、取り乱した空気がない。心配そうには見えましたけど、それも初々しいというと妙な言い方ですけどね。
それも路上出身の良さなんだろうな、と思いました。野外イベントというより、2万5千人が集まった巨大な路上ライブというんでしょうか。それでいてバンドとの呼吸もピッタリだし、キャリアも演奏に反映されている。まさに10年の結晶、という感じでした。
まあ、時間軸で言うと17年間ですし、その間の活動休止時期のことも色々明かされてました。普段はあんまり自分達のことを話さないで曲を届けることを最優先してるけど、今日は、記念の日だから自分たちの話をします、という水野さんの言葉通りのライブでした。
海老名、初めてでありました。こんなに大きな駅だったんだ、というのが第一印象。畑の真ん中というイメージとは相当違いましたよ。ショッピングモールもあるし。発展著しい郊外ベッドタウンという例でしょうか。9月の10,11は厚木です。こちらも覗こうと思ってます。
というわけで、今週も色んな事がありました。それもおいおい。明日からまた原稿です。曲ですね。いきものがかり、デビュー曲「SAKURA」。万感の一曲でありました。じゃ、お休みなさい。