発売は27日、そろそろメンバーのメデイアの露出も始まってますね。僕がインタビューしたのは、5月の終わり。かなり前でしょ。それが彼らにとっても今回のアルバムについての最初の取材だったんじゃないでしょうか。
その時の取材は、オフィシャルサイトの原稿用です。今、アルバムの特設サイトにその原稿が4回に分けて掲載されてます。もし、ご興味ありましたら。発売前に目を通して頂けると期待感が膨らむのではないか、と手前味噌です(笑)。
手前味噌って、どんな味噌なんでしょうねって、話が逸れそう(笑)。いや、そういう味噌があるわけじゃないんですね。自家製の味噌、自分で作った味噌を誉める、自慢する、という意味ですね。自画自賛というのと同義語って、今更か(笑)。
自分で書いた原稿を自慢する。自慢はしてないにしても、宣伝する。確かに手前味噌でありますね。8月の「J-POP LEGEND FORUM」もスピッツ特集。8月は5週ありますからね。一週目と二週目はアルバム「醒めない」の全曲特集。今日、収録しました。
ゲストはデイレクターの竹内修さん。一ヶ月5週間、彼が語ってくれます。なにしろ、スピッツがデビュー以来のデイレクターですからね。今年が25年ですよ。これだけのキャリアでデイレクターが変わらないバンドというのも異例でしょう。
今週と来週は「醒めない」で、その後、3週目以降は、他の14枚の全オリジナルアルバムについて触れようという一ヶ月です。ヒット曲じゃないんです。アルバム。配信時代になって曲が単体で聴かれるようになって、アルバムという概念が希薄になってます。
それに対してのささやかか抵抗。アルバムでしか味わえないことが沢山ある。作る人たちが、アルバムという形にどんな風にこだわっているかを伝える。そういう番組です。「醒めない」は、まさにそんな典型的なアルバムでもあります。
良いアルバムなんですよ。彼らがいかにロックが好きか。ロックバンドというあり方を求め続けているかが鮮明なアルバムです。1曲目の「醒めない」から14曲目の「こんにちわ」まで、スピッツというバンドがどういうバンドなのかが刻まれてます。
来年で結成30年。メンバーは40代最後の年。若かった頃の夢や叶わぬ思いを持ち続け、そのことをより純化しつつ揺るぎないものにしている。大人になるということが、丸くなったり物わかりがよくなったりするだけではない、という証明のようなみずみずしくも力強いアルバムです。
一曲目の「醒めない」に”ロック大陸の物語”という言葉が出てくるんですよ。”さらに育てるつもり”とも歌ってます。聞き方によって色んな解釈を楽しめる。そんなアルバムでもあります。臆面もなく言いますけど、売れて欲しいアルバムです。
そう、ANA、全日空の8月の機内放送でスピッツの特集をしてます。アルバム丸ごと特集じゃないですけど、彼らの代表曲とともにお楽しみ頂けると思います。夏休み、飛行機でご旅行の節は是非(笑)。というわけで、アルバム「醒めない」のタイトル曲「醒めない」を。アルバムでは一曲目に入ってます。じゃ、お休みなさい。