月曜日から来てるんですよ。台北ですね。今日で三日目。さすがに暑くて、今日は39度でした。着いた日はともかく、昨日は、暑さ負けしてしまって、夕方、ホテルで休んだりしてました。でも、身体が慣れたんでしょうね。今日は、元気でした。
何をしてるかというと”台湾音楽事情”の取材。ラッキーなことに、ひょんなことから台湾とご縁が出来てしまって、こういう事態になってます。何人の関係者に会ったかな。着いた日が三人、昨日が二人、今日が三人、明日も三人というスケジュールです。
これが実に面白い。数えてみたら台湾自体は11回目だったんですけど、今までは、日本からのアーテイストの同行取材が殆どでしたからね。CHAGE&ASKAとか、GLAYとか、LUNA SEAとかね。回数は多くても、台湾の状況と正面から向き合ったことはなかったと言って良いでしょう。
新しい流れが確実に生まれている感じです。その反映が、今年の選挙で政権が変わったことですね。総統も女性になりましたし、議会の勢力地図も塗り替えられました。昨日会った方は、まさにその象徴のような方でした。
英語名、フレデイ・リムさん。ミュージシャンなんです。僕も、今回の取材まで知らなかったんですが、ヘビメタファンには有名な、ソニックというバンドのリーダー。ごりごりのヘビメタバンド。フジロックやサマソニにも来てます。ワールドツアーもやってます。
彼が、友人と作った”時代中心”という政党から立候補して当選。彼だけでなく5名の議員を送り込んで第三政党になったんです。彼は全身入れ墨、という出で立ちですよ。でも、予想を覆して、政権党のベテラン候補を破ったんですね。
彼の主張は”台湾独立”。従来の”二つの中国”とは違う独自路線。台湾は中国ではない、台湾であるという明快な主張が、若い世代の気持ちを掴んだわけです。昨日は、台湾の議員会館でインタビューしました。何と、部屋にドラムセットがありました。
日本で言う、国会前の広場で大観衆を集めて行った野外コンサートの写真の下でのインタビュー。緊張しましたね。今まで感じたことのないプレッシャー。でも、面白かったなあ。今の台湾の若い世代がいかに自由で健全か。考えさせられました。
自分達のアイデンテイテイとは何か。彼は、自分のアルバムで、戦時中に日本軍として従軍した、原住民をテーマにした曲を歌ったりしてるんです。日本で暮らしている僕らが忘れている。見落としている歴史を自分のバックグランドとして歌にしている。勉強させられてます。
というような時間を過ごしてます。明日も色んな音楽関係者に会います。ということで。寝ます。曲ですね。浜田さんの「アジアの風 青空 祈り」を。じゃ、お休みなさい。