という曲があります。いうまでもないですけど、岡林さんの69年の曲。名曲中の名曲。音楽を超えた音楽。これほど毅然とした精神性を持った曲は他に思い当たらないといえるメッセージソングですよ。いつ聞いても背筋が伸びます。
これをカバーした人たちがいました。6月1日にファーストアルバム「Progress」を発売する新バンドKokua。ご存じの方も多いでしょうけど、NHKの「プロフェッショナル」の主題歌を演奏しているバンドですね。ボーカルがスガシカオさん。
メンバー、すごいっす。キーボード、武部聰志さん、ギター、小倉博和さん、ベース、根岸孝旨さん、ドラム、屋敷豪太さんという顔ぶれ。それぞれが曲のプロデユース。スガさんも何曲かは書いてますけど、基本はヴォーカリスト。その中でカバーしておりました。
あの曲をカバーする人は多くないです。当たり前ですよね。普通のラブソングじゃないですから。今までは泉谷さんと千春さんくらいしか知りません。でも、良かったんですよ。スガさんならではの抑え気味な歌い方が染みました。
”今ある不幸せにとどまってはならない まだ見ぬ幸せに今、飛び立つのだ”という歌詞。力んだり気負ったりすると返って空回りする。絶妙でありました。ぜひ、どこかで。あの曲をご存じない肩は岡林さんのものも含めて、一度、探してみて下さい。
Kokuaのインタビューは「J-POP TALKIN’」。昨日は、Kokuaとスピッツのインタビューと二本立てでした。氷室さんの東京ドーム三日間がすごかったですからね。その余韻というか、反動というか、それが抜けない。昨日は、よれよれでありました。今日も全く起きられなかったです。
でも、翌日にインタビューがあって良かったかもしれません。東京ドームのモードを切り替えざるをえなかったですからね。そうじゃなかったら当分使い物になってなかったでしょう。三日間、あんなテンションのライブを見ることになるとは思ってもいませんでしたからね。
福岡が終わった時、東京ドームはどんなライブになるのか、とか書きましたけど、杞憂というのかな。とんでもなかった。超人とまでは言いませんけど、想像を遙かに超えたライブでした。見事なフィナーレ、自分のキャリアの中で最高のライブで締めくくる。まさに美学としか言いようがなかったです。
というようなことは、少し時間を置いてから書くことになると思います。とりあえずは、日常生活への復帰ですね。リハビリ(笑)。というわけで、この曲。「私たちの望むものは」を。じゃ、お休みなさい。