明日、インタビューです。NACK5「J-POP TALKIN’」の3月26日、4月2日放送用です。登場するのはリーダーの増子直純さん。先日16日に新作アルバム「五十乃花」が出ました。一昨年にデビュー30周年。武道館もやりました。
武道館のDVDを見たんですが、良かったんですね。30年経ってたどり着いた場所がどういう場所なのか。武道館というのがどういう会場なのか。これだけ時間がかかったからこそ分かることや感慨が伝わってくる。映像であれだけ胸を打つんですから、客席は感動的だっただろうなあと思わせます。
「50乃花」というのは年齢ですね。50才のロック。でも、丸くなってない。大人になることと円熟したり物わかりが良くなったりすることとは別だ、と本音むき出し。体当たりというか。無骨、不器用、無様で結構、という熱っぽさは、近年希でしょう。
アウトロー的なロックとワークソングが結びついた。若いバンドには到底太刀打ち出来ないという人生経験。でも、それをひけらかさない。大人になればなるほど知る不条理や理不尽をそのまま歌にしている。
清志郎さんを泥臭くした感じとも言えますね。アルバムの中の「69893」はタイマーズの「ロックン仁義」を思わせました。というようなバンドなのに、初めてお会いするんですよ。こんなにキャリアのある人たちと初対面というのは恐縮しますよ。
今まで何をやったた、ということですからね。ベテランアーテイストが自分のコンサートに初めて来てくれた人に「今まで何やってたの」というのと同じ。同じ業界にいるんですからね。今更感はぬぐえず、それがプレッシャーになっております。
ということで、どんなインタビューになるんでしょうか。曲ですね。アルバム「五十乃花」(ゴンジュノハナ)から「セイノワ」を。”生の輪”であります。じゃ、お休みなさい。