終わったはずだったでしょう。一旦は終わったんですよ。2月公開分は終わった。でも、3月公開分というのがあるんです。3月19日から第二弾公開。それに向けたキャンペーンが始まります。と言っても、僕の方のスケジュールで、日曜日から三日間だけしか動けません。
原稿と収録。「ALL AREA」がありますからね。19日までには入稿しないと間に合わない状態になってます。「前編」の倍はありますね。3倍までは行かないか。昨日、半分以上は入れましたけど、まだフォーラムと鹿児島が残ってます。
でも、最初から第二次公開も何カ所かという話はもらってましたから、日曜日からそっちです。徳島・香川・大分・宮崎かな。それぞれの地方紙。ありがたいことに、2月公開の劇場では、キャンペーンに行って取材を受けた地区が成績が良いんだそうです。
そういう効果が出てるんで、配給元のローソン・HMVとしは、もう少し多く回って欲しいという意向だったんですが、ごめんなさい、でした。とは言え、効果が出て良かったですよ。新聞自体、斜陽メデイアという声もありますし、ましてや、地方紙を軽視する人は多いです。
そうじゃないんだよ、ちゃんと地方に根付いているメディアもあるんだよ、東京が全てじゃないんだよ、新聞は読まれてるんだよ、ということの証明に少しでもなったとしたら、それだけで嬉しいです。宣伝、というと、まずテレビスポット、みたいな短絡になりがちです。
一番大切なことは何だろう、ということですよね。人と人が会って話をする。その街にはその街のメディアがある。その土地にはその土地の文化がある。地方紙というのは、その象徴でしょう。地方から東京は見えます。でも、東京から地方は見えません。
今日は、3・11ですけど、あの教訓は、そういうことでもあったんじゃないでしょうか。経済一辺倒、効率が全て、という風潮で地方を切り捨ててきた。震災が、その教訓にならないばかりか、よりそういう方に走っているようにも見えます。
東京のメディアは、一億活性化だの地方創生だの、空疎なスローガンをあたかも現実味があるように弄んでますけど、それがどういうことかは地方の方がご存じじゃないでしょうか。「橋の下のアルカディア」は、そういうお話でもあります。
ということで、明日は、BAYFM「MIND OF MUSIC」の台本。氷室さんの特集。明日のライブも行けません。日曜日の生放送を辞める、ということは、土曜日にライブに行けるということに繋がるんですよ。曲ですね。地方の歌、何だろうね。スピッツ「小さな生き物」を。ちょっと違うかな(笑)。じゃ、お休みなさい。