縦ノリと横ノリというのはロックのビートですね。箱ノリというのは暴走族ね。そう、70年代の終わりかな。暴走族の取材をしたことがあって、何回か、そういう”走り”に同行させてもらいましたね。まだ、今みたいにあちこちが集団走行禁止じゃない頃ですよ。
暴走族の方にも生き方や一家言あるという時代、なかなか面白かったですよ、という話じゃないんだ(笑)。縦書きと横書き。原稿ですね。あなたはどっちなんでしょう。僕は両方ですね。長い原稿は縦書き、短いものや放送の台本は横書きです。
やっぱりどっか違うんですね。長いものは縦になる。何ででしょうね。横書きで長く書いてると、書いた部分が上積みされてゆくような感じがして、気分的に重苦しくなるのかな。だんだん押しつぶされそうな気になって疲れてくる。
視線の動き方なんでしょうかね。縦書きは、視線が、上から下に降りてゆくから、疲れない。しかも20字前後という一行の字数もあるのかな。適度に改行されるんで、気分も変わってゆく。書いた部分が貯まってゆくという感じも、前進しているという感覚になるんですよ。
横書きで書いている時は、”物書き”という感じがそんなに持てないんですが、縦書きの時は、そういう気分になりますね。どこか落ち着きます。今日は、寺田恵子さんのインタビューを終えてから真っ直ぐに帰って、浜田さんの「ALL AREA」の原稿を書いてたんですが、そういう気分になれました。
相変わらず、綱、渡ってます(笑)。3月一杯はこんな状況になりそうです。4月から暇になるんだろうなあ、と思ったりね。BAY FMの生放送も東海ラジオもなくなりますからね。去年の秋からの綱渡りが終わります。後少しです。
というわけで、明日も縦書きデー。気分は物書き(笑)。曲ですね。ラブレターを縦書きで書く人は少ないかもしれませんが。浜田さん「瓶につめたラブレター」を。じゃ、お休みなさい。