明日のインタビューですね。「J-POP LEGEND FORUM」。3月の特集は「レデイス・ロック、ガールズ・レボリューション」。女性の特集。3月はおひな祭りがありますからね。いつも割と男っぽいラインアップなんで、ちょっとカラーを変えてみようという企画です。
1発目がマキさん。70年以降のロックの歴史に”女”という旗印を掲げた人。一昨年デビュー45周年を迎えました。まず彼女からでしょう、という人選です。1969年、「時には母のない子のように」でデビュー、72年にカルメンマキ&ozを結成、75年にレコードデビューしました。
70年代の半ばですからね。今では当たり前のガールズバンドなんていう言葉もありませんでした。「ニューミュージックマガジン」が”女にロックはできるか”という特集を組んでました。すごいでしょ。ほとんど差別でしょう。
でも、そのくらいロックは男の音楽とされてました。その後、金子マリさんとか、関西から大上留利子さんとか桑名晴子さんとか登場しましたけど、やっぱりマキさんでしょう。マキOZは、ツアートラックとか専用の照明チームを持ってましたからね。
しかもロス録音までしてる。76年ですよ。浜田さんがソロデビューした年。80年代には、アメリカのミュージシャンとツアーもしました。どこだったかなあ、共立講堂かなあ、骨折して松葉杖でステージに立ってたのを見ました。
お会いするのは久々ですよ。Charさんがイギリスのミュージシャンと組んだ、CBAというバンドのゲストに出ていた時。神戸のチキンジョージで見た時に挨拶してるはずですね。もう15年くらいになるのかな。同時代の人です。
マキさん、天井桟敷でしたからね。寺山修司さん。明日はその辺のことも聞いてみます。最近、自分がどの時代の人間なんだか分からなくなることがあるんですよ。年のせいでしょうかね。結局、どこにもないんでしょうけど。
妙なお天気が続いてます。色んな事が立て込んでます。そして、考えさせられてます。この3月が最後の何かになりそうです。というわけで、曲ですね。マキOZの「私は風」かなあ。でもやっぱりこっちでしょうか。「時には母のない子のように」。じゃ、お休みなさい。