って、芸能ニュースみたい、君はワイドショーか(笑)。すごい反響みたいですね。仕事が手に着かないOLとか家事が出来なくなった主婦とかいるんでしょう。大げさになってるという気もしますけど、ファンにとってはそれくらいの衝撃ではあると思いますよ。
アイドル、というには塔が経ってますけど、そういう類いのスターであることには間違いないんでしょうから、それを証明した感じですよね。そのことが彼の特異性というか、他の男性アーテイストには真似出来ない人気じゃないでしょうか。
疑似恋愛の対象なんですよ、きっと。実現するとかしないとかじゃなくて、架空の恋愛の対象になってる。そんなことは起こるわけがないと知ってはいても、どっかで、あの人が一人だから私も一人なのって思い込める。
私が一人なのは、いつか、あの人とと結婚するためとか、そんなに具体的じゃない。そういうのはテイーンエイジャーとアイドルの関係でしょう。もっと抽象的な恋愛対象というのかな。結婚しないことの精神的な安定剤という感じでしょうか。
そういう支えがなくなったら、それはやっぱりショックでしょう。スターが結婚した、ということでは済まない気がしますね。特に、ここ数年の彼のライブの、以前のような黄色い歓声とは違う客席との絆みたいなものを感じてましたからね。
でも、そういうことを求めてもねえ、という気もしますし、彼にすれば、それを俺に求められても困る、ということでしょうし。彼には彼の人生もあるし、幸福になる権利もあるんでしょうし、とかいて、ふっと止まりました。そういう権利、あるのかな(笑)。
有名税という言葉もあるわけですから。何かを引き替えにしないといけない、わけはないか、って混乱してきました(笑)。そういう風にファンが思えるかですね。引き替えになんかしなくていい、あなたにはあなたの幸福があるんだし、そこの道を歩いて行って欲しい、と思えるかどうか。
それを歌にするのがシンガーソングライターでもあるんでしょうしね。「家族になろうよ」が、あちこちで流れてましたけど、あれは、そういう実生活の歌だったわけですよね。でも、そうかなと思うのと、そうだ、というのではまた違いますからね。
良い歌だねえ、って聞いているのと、具体的なプロポーズの場面を想像するのとは印象も変わってくるかもしれません。どうなるんでしょうね。彼が、幸福感一杯の歌を作ったりした時に、どんな風に受け止められるのか。
知らない仲でもないし、暖かく見守ってあげましょうというのも余計なお世話かな。この後、どんな歌が生まれて、聞き手はそれをどう受け止めるんでしょう。ともあれ、客観的ではあるにしろ、20年以上は見ている一人として幸福になって欲しいと思います。
昨日、アルファミュージックライブ、壮観でした。丸4時間。荒井由実さんとか吉田美奈子さんやYMO、サーカスとかブレバタとか。アルファゆかりのアーテイストが勢揃い。なくなった人も多かったですし。無期限休養中の山本潤子さんは姿を見せませんでした。
YMOも龍一さんが不参加で、代わりに村井邦彦さんがピアノを弾いて生楽器でやってました。最後に、村井さんがなくなった友人ミュージシャンの写真に向かって一言づづお礼とお別れを口にしたのが感動的でした。
そう、感動したのは雪村いずみさん。78才!ティンパンアレイをバックに踊りながら歌ってました。74年のアルバム「スーパージェネレーション」の中の「東京ブギウギ」を。生きた伝説を見ました。じゃ、お休みなさい。