NACK5の「J-POP TALKIN’」の8月最終週と9月1週目のゲスト。8月25日に10周年記念のベスト盤「RED」「BLUE」が出ました。8月16日には武道館コンサートもありました。武道館の時に”俺たちの生き様を見せに来ました”と言ったんですね。
武道館のコンサートはいろんな名文句があります。古くはBOOWYのライブハウス武道館へようこそもそうですけど、18日のサザンのライブでは桑田さんが「甲子園には魔物がいるというけど、武道館には神様がいる」と言ってました。
武道館で「生き様を見せに来ました」という台詞も初めて聞きました。デビュー10周年。シングル18曲を順番に歌うというコンサートでした。彼らのシングルは、いわゆるシングル向け、というよりも一番伝えたいこと、という曲を出してるんで、シリアスなものも多いんですね。そういう確かな筋の通ったコンサートになってました。
インタビューはメンバー5人全員。前作のアルバム「エルフの涙」の時は、太志さんとOKPさんの2人でしたから全員が初めて。でも、インタビューです、という身構え方がなくって、自然体で10年を語ってくれた感じでした。
11月から初めての全都道府県ツアーをライブハウス公演で行うんですね。どんどん大規模なコンサートが増えてますからね、そういう採算性よりもライブの原点、バンドの基本を再確認するという意味でも拍手です。
10年前、いきなり売れちゃったから再確認じゃないか。再スタートということなんでしょうね。良いなあ、全国ライフハウスツアー。僕はもう体力的にも無理でしょうけど、一度経験してみたかったです。ツアー取材は色々やりましたけど、べったりライブハウスというのは知らないんですよ。
年だからね(笑)。昨日のWOWOWの「ぷらすと」もそんな感じでありました。「松本隆を語る」ね。司会がノーナリーブスの西寺豪太さん。発言者が音楽ジャーナリストの宇野維正さんと僕。2人とも40代前半。80年代以降の音楽に精通する2人の知識とこだわりのすごいこと。
僕らよりも情報の量が圧倒的に多い。ついて行くのがやっと、というと変ですけど、明らかに彼らの方が熱量が高い。こういうのを現役感というんだろうなあ、と見せつけられた感じでした。音楽ジャーナリズムの現場の空気を久々に味わった気がしました。もう、お前の時代じゃないよ、という自覚、しました(笑)。
ということで9月になりました。夏、終わりだなあという感慨はこの数年の中で一番かな。終わって欲しくないなあ。昨日も今日もアロハ、でした(笑)。曲ですね。アクアタイムズの「虹」。”大丈夫だよ ほら”、というフレーズにここ数日励まされておりました(笑)。じゃ、お休みなさい。