インタビューなんですよ。TOKYOFMが8月16日に放送する特番。彼の作詞家生活45周年を振り返るという趣旨。彼は今、関西にお住まいなんですが、上京されるタイミングでの出演ということになったようです。緊張しますよねえ。
取材は、30周年で「風街図鑑」というボックスが出た時以来だと思うんで、何と15年ぶり。憶えていてくれるでしょうか、という感じです。あの時よりも更に立派になった、というと変ですけど、敷居がめちゃめちゃ高くなってる気がするのは僕だけでしょうか。
45年。日本のポップス、歌謡曲を変えた人。歌の言葉の革命。作風とかボキャブラリーだけじゃなく、音楽そのものも変えた人。70年代に”あっち側・こっち側”と言われた歌謡曲とポップス・ロックの境界線を越えた人。彼が、細野さんとか大瀧さんを引っ張り込んだわけですからね。
先月、トリビュートアルバム「風街であひませう」も出ましたし、8月には「風街レジェンド」というライブもあります。もうチケットは売り切れだそうですけど。はっぴいえんどもそうですけど、あの頃の音楽が当時、リアルタイムよりも今の方が評価が高くなってるんでしょうね。
下の世代の人たちが支えている。発見や再評価をしてくれている。そういう意味では、音楽は継承されてる、ちゃんと伝わってるんだなあと思ったりします。と、同時に、今の新しいものが見落とされてないかなあと思ったりすることもあるんですよ。老婆心ね。
リアルタイムでは少数派だったけど、後に評価される。そういう人や作品はいつの時代もあるんでしょうし、今の時代のそういうものを見つける人たちはいるんだろうか、と思ったりね。でも、いるんでしょうけどね。ネットの中はそういう場所なんでしょうし。そんなこと考えてもしようがないですけど。
ともあれ、どんなインタビューになるんでしょう。終わったら、また。曲ですね。松本さんの作詞の曲の中から。松田聖子さんの「瑠璃色の地球」を。彼流のメッセージソングなんだと思ってます。じゃ、お休みなさい。