人間の身体ってすごいんだなあと思いますよ。夜中に転倒して運びこまれたのが5月の末。二週間くらい、その病院にいて、リハビリ病院に移ったんですね。それから約一ヶ月。自分の力で起き上がって、クルマ椅子に乗るまでに回復してます。
今日、姉貴たちと一緒に病院の人から話を聞いていたら、リハビリの場所では杖を突いて一人で歩けるようにもなってるみたいです。もちろん、付き添いがあってのことですけど、骨盤を骨折した人とは思えません。それもこれも本人の意志というか意欲の結果だと病院の人は言ってました。
94歳ですよ。9月には95になろうという人の身体能力が向上するということに若干驚いてます。向上と言っても入院前に戻ったわけではないですけど、回復していることは間違いないです。後一ヶ月くらいは必要だそうですけど、どこまで戻るんだろうと思います。
ただ、本人も、今まで住んでいた所で一人で暮らすのは無理だということは分かってるようで、施設を探すということになるんでしょうけど、これが、大変なんですねえ。まあ、頭と言いますか、認知機能は何の問題もないということなんで、それが幸いすると良いんですが、適当なところが見つかるかどうかは何とも言えません。
姉任せだったこともあって、そういうこと、無知だったなあ、と思ったりもするんですよ。世間並みになったということなんでしょうか。そういう現状を知れば知るほど、もっと作れよという気がしますよ。新国立競技場の3000億円で老人ホームがどのくらい立つんだとかね。
年を取るのは簡単なことじゃない。その一方で、また一人、昔からの仕事仲間だった同世代にガンが見つかったり、自分が、これまでと違う場面を迎えてるんだなあと気づかされてる感じです。こんなに病院づいてる年は初めてです。
明日は原稿とライブ。気分転換になれば良いですけど、今夜も明日も暑そうです。曲ですね。病院を歌った歌。GLAYの新作アルバム「MUSIC LIFE」から「HOSPITAL PM9:00」を。お子さんが入院した時のことを歌ってます。じゃ、お休みなさい。