「MIND OF MUSIC」の特集。来週、5月27日に発売になる5枚目のアルバム「WHITE」のご紹介。本人のインタビューもあります。インタビュー・コメントという方が正解かな。インタビューを丸々流すという形じゃなくてアルバムの曲を聴いてもらいながら、彼女の話が挿入されるという形です。
インタビューはかなり前に行いましたからね。改めて聞くと、行き届かないことだらけ。若干、自分にいらだってました。でも、アルバムは聞き応えありますよ。タイトル通り、テーマは”白”。真っ白な自分と何色もに色づけられた自分。ボディ・ペインティングみたいなジャケットが象徴的です。
彼女のデビューは2007年。もうデビュー5年は越えました。今回のアルバムは、これまでの”70年代ロック”というイメージを一旦まっさらにしたところから始まってる感じです。今までやってこなかった、思いがけない音楽で思いがけないことを歌っている曲もあります。
彼女のアルバムは、元々のメンバーだった多保孝一さんと彼女の曲が多かった、というか、ほとんどそうだったわけですが、今回は色んな人が書いてます。ヴォーカリストとしても新境地という印象です。アルバム4枚で、デビュー当時からの音楽はやり切ったという感じなんでしょうね。
デビューの印象が強烈でしたからね。ヒッピー風な衣装とバンダナ。音楽もあの頃のロックをそのまま今の曲としてやってるように見えて驚いた記憶があります。僕らにとっては、”あの頃”でも、彼女にとっては”今一番リアルな音楽”なんだなあと教えられました。
その後、ベスト盤も含めて、出すアルバムが全作一位。音楽の聴き方、時代が変わったんだなあ、と思わせた筆頭格でしょう。でも、今は、その先にいる感じです。そう、話が逸れるんですけど、古さ、新しさで言えば、衝撃だったのが、クレージーキャッツって、いきなり何だ、でしょう(笑)。
CSで1968年の映画「メキシコ大作戦」だったかな、をやってました。タイトル違ってるかも。「ゲバゲバ90分」が放送されていた頃、荒唐無稽さにひっくり返りました。あまりに荒唐無稽で笑える。それをあっけらかんとやっているクレージーのすごさ。面白かったです。あんな破天荒な映画、二度とないでしょうね。
ハナ肇さんが、デビューした時のsuperflyみたいな格好をしてました(笑)。というわけで、superflyのアルバムタイトルのテーマの曲「White Light」を。じゃ、お休みなさい。