沖縄が返還された日。1972年5月15日。今、夕刊の見出しで気づきました。沖縄戦が終結した日、慰霊の日である6月23日は頭に入ってるんですけど、5月15日は忘れてました。72年だったんですねえ。僕の中では70年代が始まった年。というか、60年代が終わった年、という感じです。
拓郎さんの「結婚しようよ」があったり、連合赤軍もあった。終わるものと始まるものが対照的だった。沖縄もその流れの中にあったということなんでしょうね。戦後の占領状態が終わって、日本に復帰した。本土並み返還というのが沖縄側の希望でしたよね。
ところが、結局何も変わらなかった。むしろ、それまでよりも負担は重くなった。こんなはずじゃなかったと思っている沖縄の人たちは多いでしょう。自分たちの未来を自分たちの手で決められない。そういう日に”関連法案”という十把一絡げの軍事法案が提出されてゆくわけです。ねえ。一つ一つを説明してもしょうがない。説明する気もない、ということなんでしょうね。
沖縄、行きたいなあ。ネットに旅行会社のバナー広告がガンガン入ってくるんですが、5月は安いですよ。まあ、みんなが行けない時期だから安いんでしょうけど。恩納村のリゾートホテルに三泊して飛行機代ともども5万円台なんていうのもありました。
沖縄にハワイ、そういう広告を見てため息をついている今日この頃でございます(笑)。6月に旅行するなら是非全日空、機内放送をよろしく(笑)。というわけで、明日は「MIND OF MUSIC」の準備です。曲ですね。沖縄の歌。BEGINの「金網移民」を。
戦前に南米に移民した人たちの実話です。戦後、お盆に帰国したら、先祖のお墓が金網で隔てられてしまって、お参りが出来ない。金網のこちらがわにお供えをしてお祈りをしているという光景。外国はいつでも行けるけど、金網の向こうのお墓には、どうやっても行けない、という歌です。じゃ、お休みなさい。