平日五日間で五本。久々ですよ。連日のライブ三昧。長い原稿とか、収録がなかったせいもあるんですけど、いや、ないわけじゃないんですけど(笑)。なんか、そういう気分だった。どっか開き直った感じ、というんでしょうか。いや、そんなに投げやりじゃないか、って何をごちゃごちゃ(笑)。
今日、見たのはビジュアル系のバンド、lynch.すごい名前でしょう。リンチ。初めて見ました。渋谷公会堂。2000人がヘドバン、つまり、高速のビートに合わせて頭を振るというアクションに没頭する光景は壮観でありました。ああいうのも久々かな。デビュー後数年のLUNA SEAとかXーJAPAN以来かもしれません。ビジュアル系バンド、健在でした。
何で彼らを見に行ったかというと、いつもインビテーションを送ってくれる宣伝の担当が、以前、氷室さんが日本にいた頃のマネジメントスタッフの一人だったんですね。なくなってしまった土屋浩さんの下でやってました。そう、もう一人のBOO/WYと言われたツッチーですね。
毎回案内をくれるのに行ったことがなかった。そのバンドが今年10周年ということもあって、彼の元気な顔も見たさに行ったという次第でありました。で、ライブを見ながら、ふっと、ツッチーのお別れ会は五月だったんじゃないかなあと思ったら、やはりでした。
2012年の5月。丸3年。そのスタッフに会うのも、その時のお別れ会以来だったことを思い出しました。まあ、因縁めいた言い方をすれば、ツッチーに呼ばれたのかなあと感傷的になったりしました。最近、訃報が続いてるんで、そういう気分になったのかもしれませんけど。
ツッチーが生きている時、BOO/WYのアーリーストーリー「大きなビートの木の下で」の続編の話を何度もしたんですね。結局、形にならないまま逝ってしまいました。彼は、天国で氷室さんのライブ活動休止をどんな風に見ているんだろうなと思ったりします。
ともあれ濃密な五日間でした。明日からは仕事モード。来週から大変なんですよ。大型連休終わり、という感じかな。氷室さんのファンクラブ会報の原稿もあるな。来年に向けたカウントダウン。色んな面で時間がなくなってくる感じです。曲ですね。改めてツッチーを思いつつ、氷室さんの「Dear Algernon」を。彼が声をかけてくれなかったら、今、こんな風に氷室さんのことを書いてないでしょう。じゃ、お休みなさい。