昨日だったんですけどね。昨日書こうと思ったんですけど、今日の”アルバム対決”のネタばらしになってしまいそうで控えました。あ、BAYFM「MIND OF MUSIC」恒例の対決企画であります。ご存じない方の方が多いでしょうけど、テーマ別に選曲をしてリスナーにメールで投票してもらうというガチンコ対決。100%ガチです。
もう4年くらいやってるのかな。番組のパートナーが、その頃は小島麻子さんで、今は、まきひろかさん。二人とも、その場になるまでお互いが何を選んできたのか知らない。なぜその曲にしたのかの推薦の弁を1分半くらいしゃべってからかける。その時に初めて知るんですよ。
だから、前日に情報を漏らすわけには行かない、というほど大げさじゃないですけど、気分はそんな感じです。今日は、尾崎さんの命日だとか書いてると、予想されるような気がしちゃうんですよ。根が正直ですからね。つまり、尾崎さんアルバムは選んでいたわけですね。
ゴールデンウイークを楽しくするアルバム対決。選んだアルバムは5枚づつ。拓郎さんの「18時開演」、曲は「春だったね」。その前の3分間のMCつきですよ。あれを流すラジオ番組はないでしょう(笑)。浜田さんの「J-BOY」から「AMERICA」、ユーミンの「ひこうき雲」から「ひこうき雲」、大滝さんの「ロングバケーション」から「カナリア諸島にて」、尾崎さんの「17才の地図」から「街の風景」という5枚5曲。
宇多田さんの「First Love」とか、氷室さんの「Flowers for Algernon」とか、最後まで迷ったんですけど、命日でしたからね。尾崎さんにしました。結果は3勝2敗でした。ま、その結果はさほどの意味はないです。でも、メール、多かったですねえ。連休だからかな。40代、50代が中心、ありがとうございました。
尾崎さん、23周忌。今年の11月で50才ですよ。放送で少しだけ触れたんですけど、彼が出てこなかったら、今、こういう仕事をしてないかもしれない、というのは本当のことですね。80年代の前半。アイドルが全盛で、拓郎さんや陽水さん、オフコースのような人たちが、曲がり角にさしかかっていた時でした。
浜田さんや佐野さん、甲斐バンドという人たちはいたものの、みんな孤立しながら戦ってる感じがしてた。僕は編集プロダクションをやっていて、その人たちだけ趣味で聞いていればいいのかな。音楽以外の仕事しようかな、と思ったりしていた時期。そこに尾崎さんが出てきたわけです。
何かがつながった、と思った。彼がステージで「学校の教室で、浜田省吾や佐野元春や、ジャクソンブラウンやブルーススプリングステイーを聞いていたんだ」と叫んでいるのを見て、まだやることがある、と思った。次の世代に伝えてゆきたいと思ったんですね。
彼が突破口となって、次の世代のロックが始まった。僕は、それを見てゆくことの刺激や意味を見つけて、今に至っているという感じなんですよ。そこがつながらなかったら、80年代から90年代のシーンに関わることなく終わっていたかもしれません。
昨日、選曲をしながらそんなことを改めて思い出したりしておりました。一日遅れですけどね(笑)。というわけで、曲ですね。尾崎さんの「街の風景」を。明日は、またその次の世代、米津玄師さんのライブがあります。「LEGEND FORUM」の浜田さん特集の一週目、田島さんのインタビューもね。じゃ、お休みなさい。